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2004.01.05

マンガと歌と淡い時空

最近、うちの同居人が逢坂みえこの「永遠の野原」を引っ張りだして読み始めた。「懐かしいなぁ」と思いながらつられて最初の数巻を読み出すと止まらなくなってくる。
犬を飼っている現在では犬関連のエピソードもより身近な感触を持って再読が出来る。

読んでいるうちに
「ああ、初めてこれを読んでいた頃はどんな生活をしていて何を思いながら読んだっけ」
等と考えてしまうのも再読の楽しみだろう。
せつなくさせる話。シーン。それらは読んだ頃もその後の体験も含めたいろんな思いを引っ張り出し、当時とはまた違った角度から光照らされる。

そんな中、しばらくして思ったのがコレだ。
「内田善美の『草迷宮・草空間』また読みたいなぁ」

『草迷宮・草空間』は草少年が「ねこ」を拾う話である。
(ってこれだけじゃ何がなんだかわからんと思うけど)
俺的ベスト3にも入るくらいの大好きな本だ。

本筋とは違うのだが、個人的に印象に残っている台詞がある。主人公「草」が子供の頃、そんなに親しいわけでもなかった友人の死を思い出し、考えに浸る場面がある。それを
「こんな薄いおもいでさえ俺の中に淡い時空を作り出す」
と語る。(今手元にないのでかなり間違ってるかも)
これを最初に読んだときに何故だかこみあげてくるものがあった。これに似た「感触」を多くの人が体験することがあると思う。だが俺はそれを言葉で表現は出来なかった。その言葉がまさにコレだと思ったのだ。

似た感触を歌の中で思い出したことがある。

ぼくらが生まれて消えるあいだ
     どれだけ人を救えるだろう

  (スガシカオ「ふたりのかげ」より)

ここだけ引用してもニュアンスが出ないので是非曲を聴いて欲しいのだが、普段沢山の「仕方がないこと」「どうしようもないこと」に囲まれて生きている中で、ちょっとした瞬間、もの凄くピュアな思いが浮かぶことがないだろうか。そして大概はすぐ消えてしまう。
だが、その瞬間だけは正論だとか、いい格好しぃとか偽善とかから離れたところでふわりと浮かび、消える。そんな一瞬の淡い時空。

年明け一発目だし、たまにはちょっとスイッチ入ったような日記もいいか。

さて、今日はまず「永遠の野原」の続きをいこうか、それとも「草迷宮・草空間」を探しだすかな。

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