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2004.04.06

再潜入!携帯版Wizardry

ふらりと携帯のアプリ(VodafoneのVアプリ)ランキングなど見ていたら携帯版Wizardryが出ていることを発見。懐かしさのあまりついIをダウンロードしてしまった。従量制(売り切りでダウンロード後の通信料金なし)タイプのものを選択したので、いつでもどこででもWizardryで遊べるようになった。簡略化版でなくちゃんと6人パーティで潜れるものだ。

一応簡単に説明するとWizardryとはパソコン普及の初期から爆発的な、そして根強い人気を誇るコンピュータRPGの草分け的存在にあたるゲームである。オリジナルが1981年発表らしいからもう23年前のゲームということになる。あのドラクエも含め、ほぼ全てのコンピュータRPGの(特に戦闘/成長)要素はこれとUltimaから出ていると思っていいのではないだろうか。(テーブルRPG寄りになるとMight&Magicかな?)
ゲーム目的は簡単で地下迷宮の奥深くに潜む悪玉魔法使いをやっつけて奪われた護符を持って地上へ帰還する、というものだ。勿論、その途中にはさまざまなモンスターが待ち受けている。この目的へ向かって6人までのパーティを組み、迷宮をさまよい、敵と戦ってより強く成長し、さらに奥深くへ潜っていくというある意味ストイックなゲームである。

古いゲームなのだが、現在に通じる主な要素はほぼ網羅しているといっていい。種族、職業/転職、善悪、プレイヤーステータス、パーティ、お金、アイテム/スペシャルアイテム、鑑識、トラップ、スキル/装備パラメータ、経験値、レベル、魔法……どちらかというと今のコンシューマ向けの方がシンプル化されているくらいに複雑な要素だ。最近のRPGのようなご大層なイベントグラフィックや萌えサービスは皆無だがシンプルなグラフィックの中にプレイヤーの想像の余地を残す。(想像の余地ではrogueには敵わないかもしれないが…)

かつてPCでプレイしたのは何年前だろう。実際再度やってみてほとんど全ての知識を忘れていた。そもそもクリアまでやったのか? エンカウント(敵との遭遇)でのフロッピーディスクアクセスがウザかったかなぁ、とか呪文ってキーボードで直接入力してなかったっけ…などゲーム本編に関係ないことをおぼろげながら思い出す程度だ。これでは初めてやるのと変わらない。

ちゃんとやるにはかなりの試行錯誤と知識が必要になるゲームなので、携帯版でそうと知らずにうっかり手を出してしまった人がぶっつけでやるにはプレイはかなり厳しいと思う。さきほどの携帯版公式ページにストーリー等の説明はあるものの、あれだけの情報では途方に暮れる人が続出してそうだ。
もし、そういう人がいるならばとりあえず「Edge of Town」さんのWizardry関連ページ「GOLDRINGのひとりごと ~縁~」さんの関連ページ
を覗いてみるといいかも。わかりやすく、そして詳しくWizardryについて記述されていて助かりました。Wizardryもあれこれ機種毎にバージョンがあったりするけど基礎知識はどれも共通で使えるものなので十分参考になります。さらにハマっていろんなデータを知りたいならば「得物屋24時間」さんが様々な情報を網羅しているみたい。素晴らしい。

俺はまだ地下1Fをうろつき始めただけだけど、既に幾多の死を経て少しずつWiz経験値を取り戻そうというところ。やはり戦いと成長と隣り合わせの死こそWizだ。少しくらいHPがあがったとしても毒や麻痺でポクリと死ぬこともあり、気を抜けない。冒険には慈悲なき悲劇も待ち受ける。トラップにひっかかり壁の中へテレポートされればいきなり全滅だったりする。全滅したからといって誰も勝手に復活はさせてくれない。他のパーティを新たに組み、屍を拾いにいかねばならない。蘇生さえも完全に保証されたものではない。そう、Wizの世界には死が死として残されているのだ。

初めてやる人は序盤で何度となく育ち始めたキャラが死にゆく姿を目の当たりにするだろう。そんな過酷な冒険の中で生き延び、育ったキャラだからこそ逞しく、そして愛しい。成長したキャラでさえ、一瞬の隙に灰と化す危険を持つ。こうして幾多の死が繰り広げられるにも関わらず、一つの死の重みは現在主流のRPGとは比べ物にならないほど重い。ストーリーや謎解きはなくもないが、何よりも自力でこの迷宮で生き抜きより深くへ潜っていくこと。強敵におののき、そしていつか退ける。
そのための経験を積み、アイテムを探し、武器を揃え、数限りない危機をくぐりぬけていく。この過程こそがWizardlyにおける各パーティに一つだけの物語なのだ。

携帯でやる欠点はどこでもやれるため「マッピングできないこと」かな…。IIもあるみたいだが、しばらくはIの世界で潜って遊んでることだろう。迷路のどこにいるかさえ把握できれば区切りのつけ易いゲームなので携帯版はありがたい。Vアプリの中断/再開の楽さはこういう時に強いな。戦闘のテンポのよさとあいまってカチカチボタンを叩きつづける時間が心地よい。Wizの麻薬性はやはり健在のようだ。

もしかしてダンジョンマスターも既に携帯版あったりするのかな? さすがにあれはマウスでないとキツいかぁ。

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