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2004.04.22

2:マドリッド美術館めぐり

スペイン旅行記第二弾。

ホテルカールトンで迎えた朝。ようやく観光開始である。ここの朝食はかなり豪華。WEBで同居人が前評判を聞いてたらしいのだが、噂にたがわぬ豊富な朝食メニューだ。生ハムも数種類があり、見るからに美味しそうだ。この日よりほぼ毎日ハム三昧な食事を続ける俺。だって美味いんだもん。デザートも朝食と思えないほどの充実ぶり。なのだが、ハム食いすぎてもう入らん。悔しいのでプリンだけちょびっと食べた。(結局食ってるやんけ)

朝食を終えたら観光に出発するので、パスポートや現金の一部はセキュリティボックスへ入れていこうとキーを借りる。スペインのホテルではセキュリティボックスの利用はほとんど別料金になってるようだ。渡されたのは古めかしい鍵鍵した鍵。貴重品を詰め込んで扉を閉める。これで良…くない。ロックがかかるのはいいがキーが抜けない!
フロントへ拙い英語で連絡し見てもらうことに。フロントの兄ちゃんも部屋にきてトライしてみて諦め顔。設備担当者にお願いしてくるという。しばらくして電話があり、他の同じような部屋に移るかと聞いてきた。あまりこれに時間取られると観光時間が少なくなってしまうので、セキュリティボックスは使わないからこのままでいーよ、ということにした。スーツケースの鍵を閉めて中に入れておけばなんとか大丈夫だろう。そんなこんなでようやく出発。朝のカールトンを後にする。

karlton3.JPG

心配していた同居人の体調もなんとか回復した。まずは歩いてプラド美術館へ。マドリッドの街並みは綺麗だ。大きな通りの真中には当たり前のことのように広場が現れ、噴水や彫像が並ぶ。通りにはいい感じに木々が並んでいる。歩いてるだけで気持ちがいい。ただ歩いてるだけであちこち絵になるような風景が並ぶ。

madridmachi.JPG


天気も良く、木漏れ日が美しい。爽やかな風に青い空。ああ、来て良かった。街歩きを楽しみながらプラド美術館へ到着。

pradomuseo.JPG

この美術館はかなり広く、全部観て回るとかなりのボリュームだ。絵としては正統派な絵画が多く、描かれてる服の飾りの精緻さなど気が遠くなりそうなものもある。日本でたまに開かれる絵画展とはスケールが違うので途中でお腹いっぱいになってくる。時代背景もあり、やはり宗教画が多い。そして力の入り具合も凄い。
グレコの有名な絵などもあるので絵画にうとくても「あ、これ見たことある」という作品も多いと思いようだ。そんな中、ゴヤが異質なパワーを放つ。なんて迫力だよ、こりゃ。作家単独の美術館でなくても作品数が多いので、その作者の作品の変遷がわかりやすいのも魅力の一つだろう。

同居人は今度は腹痛との戦いが始まったらしい。美術館は午後に入ると人も増えてきた。慣れない多量の絵画を見てかなり疲れたので、そろそろ美術館を出て同居人の買い物モードへつきあうこととする。しばし街歩きに戻り、靴のカンペールやその他ショップの並ぶ通りへ。美術館で結構疲れているはずなのだが全くそれを感じさせない買い物モード。毎度ながら思う。女の買い物パワーおそるべし

昼も結構過ぎてきたのでバルで昼食をとることにする。
バルというのはBARで、お気軽レストランだ。レストランとの区別はよくわからないが、よりお気軽かつカウンター席メインなのがBARなのかな。バルでは食材や惣菜が並んでいてそれを指差して「ちょっと、これ頂戴な」("Oiga, este por favor:おいがえすてぽるふぁぼーる")と注文する形式が多い。とはいえ、テーブル席やメニューもあるところがほとんどなので、レストランとそんなに分けて考えなくてもいいのかもしれない。値段は安め。
言葉がわからず戸惑っていると店員さんが結構親切に教えてくれた。ビール(あちらではcervesa:せるべっさ)に量多めのひと皿にデカいデザート、そしてコーヒーをそれぞれ二人分頼んで15ユーロくらいだった。
ちなみにコーヒーは後でガイドの人に聞いたところ
・ブラック(エスプレッソ)⇒cafe solo:かふぇそろ
・ブラックにちょびっとミルク⇒cafe cortado:かふぇこるたーど
・カフェラテ⇒cafe con lache:かふぇこんれちぇ
というようだ。カフェだけだと基本的にエスプレッソを指すことになる。朝食はコンレチェ、食事後の一杯ならコルタードがちょうどいい。(発音は適当だけどローマ字読みでも結構ちゃんと補正して聞いてくれる)
これを「会計お願い」のLa quante por fovor(らくあんてぽるふぁぼーる)を覚えておけば食事はなんとかなる。いや、メニューはさっぱりどれが何かわからんことも多いけど。
ついでに数も
1:uno(うの)
2:dos(どす)
3:tres(とれす)
4:quatro(くあとろ)
5:cinco(しんこ)
と続くが、注文時の数でよく使うような1~10くらいは覚えていると便利だ。dos cervesa(ビール2つ)が一番良く使ったかもしれない。支払いは聞き取れなくてもまごまごしてるとレジやらレシートやら見せてくれるのであまり心配いらない。

心身ともに疲れを取るため一旦ホテルへ帰還。帰り道でデパート見物。地元の生活の一部が覗けるので必ずデパートには寄っている。
最後にホテル近くのスーパーで生ハムとシャンパンとビール買い込み。こちらのスーパーではビールなどは冷やして売ってないようだ。ホテルの部屋の冷蔵庫に入る範囲で仕入れ、しばらく冷やしておく。
しばしの休憩後、こうなったらとことん行くか!ということで続けてホテルすぐ近くのソフィア王妃芸術センターへ美術館ハシゴ。

sofiamuseo.JPG

こちらの美術館は前衛的な作品も多く置かれており、目玉はダリ、そしてミロにピカソである。この3人の作品についてはいやもう、すげーとしか。俺はどちらかというと美術音痴なのでこれがこう、などと説明は出来ないのだが、とにかくゆんゆんパワー全開なのはわかった。
ダリのシュールな妄想世界。一体何を思いながら描いていたのだろう。あるいは全て計算の上で冷徹に描いていたのか。そんなシュールな絵の印象が強いダリだが、人物画で有名な「窓際の少女」を見て驚いた。
写真で見たことはあったのだが、実物とのあまりの違いに驚く。実物はなんというか存在感がまるで違う。目の前にその風景がクリアに広がり、風を感じるようだ。えらく気になったので、ポストカードでも買おうかと思ったが印刷物で見たらやはり単なるいい感じの絵に見えてしまい、あの実物の強烈な印象は蘇ってこない。たぶん絵の大きさの問題だけではないと思う。不思議なものだ。
ミロの「なにこれ?」というような絵(点がいくつか配置されてるだけとか)や独特の点からにょろんと伸びた線、ホクロ毛?(ぉぃ) エネルギーの流れを表してたりいろいろなのかもしれないが、正直俺には意味はさっぱりわからんです。もう笑うしかない。
ピカソはやはりゲルニカが圧巻。ひときわ異様なパワーを放っていた。二人してゲルニカの前にしばし立ち尽くす。ゲルニカ製作途中の記録が写真で残されており、ここがこう変わっていったのかというのがわかり面白い。ゲルニカ関連のお土産グッズもあれこれあったけど、あの絵のついた皿でメシが食える人ってある意味凄いぞ。あまり日常的に見るべき絵ではないような気がする…。
連続でもの凄いゆんゆんパワーにやられ二人して脱力。本気で疲れた。一日で見てまわって平気でいられる量、パワーじゃなかったか。普通の俺らでこうなのだから感受性の強い人はヤバいです、たぶん。
しかもこのソフィア美術館は土曜の午後なので入館はタダなのである。あの内容で、である。ここはなんと芸術と生活が近いところなのだろう。ちゃんと各絵画の知識があればもっと深く楽しめたのだろうなぁ。
上階には絵画以外のオブジェクトがあれこれ置かれていてちょっと違った雰囲気で楽しめる。が、疲労も極度。さくっと回って退散することにする。

さすがに日が暮れかけると寒くなってくる。昼が遅かったのもあって、外に食事にいくほどの腹具合ではなかったのでそのままホテルへ戻り、疲れた足を風呂で癒して買い込んでいた生ハムとポテチ、そしてビールとシャンパンで観光初日の打上げ。乾杯!

karltonkanpai.JPG

TVではクイズ・ミリオネアのそのまんまスペイン版がやっていた。スペインのみのさんは結構細身だったよ。大元はどこなんだろ? アメリカなんかな。明日も朝が早いので早めに就寝。

後でちょっともったいなかったな、と思ったのだが、このホテルカールトンの近くはゆるやかな坂に並木道、脇に停車した車が連なっている。21時前後に夕焼けに映える街は絶対綺麗だったのではないかと思う。まだ日が落ちかけるところで帰ってしまったので見逃してしまった。

こうして二日目はゆんゆん気分で終了。

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