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2004.04.28

4:アルハンブラの光と影、そして地中海へ

スペイン旅行記第四弾。まとめ読みはこちらから。

朝からテレビでドラえもんを目撃。スペインでものび太は「ノビータ」だった。
朝食ではまた生ハムメインで選んでしまうどうしようもない俺。
さて今日から2日間はこれまでの自力観光と違いJALユーロエクスプレスに合流してのバス観光となる。ちょっと合流まで時間があるのでパラドールとの別れを惜しむように庭やホテルのまわりを散策。

parador_asasanpo.JPG

今日はひときわ快晴でまさしくアンダルシアの青が広がっている。

andalciablue2.JPG

11時ちょっと前にタクシーでバスの出発地点であるホテルサライへタクシー移動。最初にアルハンブラ宮殿へ来るはずなのでどうせすぐ近くまで戻ってくるのだが…。
ホテルへ着くと…いきなり日本人密度高っ。ここまでほとんど他の日本人と合わなかったのもあってあちこちで聴こえる日本語が懐かしいような、違和感があるような不思議な気分である。バスで同乗するのは俺らも合わせて15名ほど。JALのツアーパックであるI'llとAVAのツアー参加者みたいだ。俺らも当初予定のままだったらあの中にいたのだなぁ。
バスは再びアルハンブラ宮殿へ向かう。我が(?)パラドールもすぐそこに見えるところに戻ってきた。

parador_gate.jpg

ガイドさんの説明によるとこのアルハンブラ宮殿、かなり入るのが難しいらしい。スペインで一番の人気観光スポットなのでチケット入手に何時間も並ぶ上に発売される数は時間あたり何人と決まっており、その上チケットに書かれてる時間内にゲートでチケットチェックを受けないと無効になってしまうらしい。このあたりはこういうツアーを利用して正解か。ありがとうプランニングツアーさん。

まずはアルハンブラ宮殿の離宮(ヘネラリフェ)へ。パラドールの庭からも見えていた庭園の中を散策する。四角く刈り取られた緑の庭園。あちこちに中庭があり、池や噴水が涼しさを演出している。離宮の建物の一部は攻め落とした後、貴族の持ち物となっていて大幅に改造された部分が多いため歴史的価値は薄いという。

alh_rikyu1.jpg

alh_rikyu2.jpg

しばしの離宮探索後、宮殿前へ戻り、ようやく内部へ入る。
宮殿内部は見所満載だ。ほとんど全ての箇所の装飾が見事といっていい。こまかで豪華な装飾の数々が並ぶ。壁や地面もあちこちタイルや幾何学模様で飾られている。

alh_sousyoku.jpg

特にアベンセラヘスの間、そしてニ姉妹の間の天井が凄い。ともにモカラベ(鍾乳石飾り)という技法で大理石の天井全面に細かな装飾が施されており、一見蜘蛛の巣、いや蜂の巣のようにも見えるが、目を凝らせばその一つ一つに細かい飾りがついてるのがわかる。高い位置に設けられた窓から差し込む光によりそれがさらに美しく映える。

alh_2shimai2.jpg

見所のひとつ二姉妹の間。

alh_2shimai.jpg

その天井部はこんな感じ。

alh_mokarabe.JPG

さらに上の写真の一部だけを抜粋するとこうなっている。

有名な「獅子の中庭」は124本もの大理石の柱に囲まれ、中央に12の獅子の座す噴水が配置されている。この獅子の像はかつては時計の役割も果していたという。

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でも正直な感想として言わせてもらえば…全然ライオンに見えねーよ
本当はカワウソか猫じゃないのか、あれ。時計の機能は今は壊れているということだったが、実は「中の人」が腹時計に合わせて水ぴゅーぴゅー噴いてたのではないかと推測する…え?中の人などいない?

また別の有名な中庭が大きな長方形の池がある中庭で、池にコマレスの塔が映り込むようになっている。風で水面が揺れると池に映りこんだ塔がゆらめき、非常に美しい姿を見せる。これは砂漠の民としての記憶の一つ、蜃気楼をイメージしたものらしい。

alh_cmls.jpg

さらに進み、王の間へ。ここは少々うす暗くされており、入る前に明るいところを通ってくるため、明るさのギャップで訪ねた者は入った後しばらくは部屋の中が見え難くなる。その先に王座があり、王は先に一時的に視覚を奪われ無防備な状態の訪問者をじっくりと観察することができる。そんな訪問者に対してのプレッシャーも考えてデザインされたのだという。
コマレスの塔の中庭といい、このようにいろいろ計算されたデザインが多い。ガイドさんの説明によるとイスラム文化では数学も発達していたという。特に砂漠を渡る民は星から自分の位置、進む方角を割り出していたので計算を誤ることは下手すると一族の死に繋がってしまうからだ。
この他にもさまざまに趣の異なる中庭があり、楽しかった。

アルハンブラ宮殿内を堪能し、昼食タイム。俺ら二人は観光のみ参加なので食事は他のパックツアー客とは別だ。昼は一旦他の参加者と別れてレストランかバルを探すことになる。ちょっと歩いて同居人がめざとく見つけたオープンカフェのようなレストランへ。

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木漏れ日の中で気持ちいい風を受けながらまたも俺は生ハムランチを。我ながらいいかげんにしろって気もする。なんかね、メニューにjamon(ハモン)って見ると指差しちゃってるんよ、ほぼ無意識に。
のんびり食べてるうちに集合時間近くなってしまったので慌てて集合地点へ行ってみるとまだ全然集まってなかった。どの店も団体さん入ると時間通りは難しいのだろう。ちょうどレストランでコーヒー飲んでなかったので代替カフェタイム。

集合後、バスはグラナダを離れコスタ・デル・ソルへ向かう。そして「白い町」ミハスへ。

mihas.jpg

ガイドさんもちらりと漏らしていたがミハスは単に白い小さな町って感じである。白いのは暑さ対策とのことらしいが、店もそれを意識してか白い服ばかりを売ってる店などもあった。所々にある細い路地がいい感じ。意外と狭い道に車が頻繁に通り過ぎる。
ここは結構人気スポットみたいなのだが、俺と同居人は例によって途中で見かけたベランダの犬にくびったけ。ベランダからこちらを覗き込む犬をロミオのように下からうるうると見つめる同居人。本人的にはちば拓キックオフばりの点描バックをしょってる気分かもしれないが、客観的にみるとどう見ても単なるあやしい観光客だ。
ミハスには他にも展望台や小さな闘牛場もあるみたいだったが、犬や路地やいくつかの店を見ている間に自由時間は終わってしまった。見晴らしのいい土産物屋から海も堪能したし、これはこれでいいや。
当初予定ではミハスでの自由時間は三時間だったらしいのだが、バスツアーの開始時間がアルハンブラ宮殿のチケットの関係で遅れたため、今回は1時間ちょいだった。でもそのくらいでちょうど良かったかもしれない。

ミハスを後にして今日のバス観光はここで終了し、マルベーリャへ向かう。マルベーリャはかつては貧しい漁村だったらしい。それが今では高級リゾート地として有名になっている。アラブの石油王がどかどかと金を落としていくのだとか。バスは今日の宿泊ホテル、アンダルシアプラザホテルへ到着。

mrv_hotel2.jpg

さすがリゾートのコスタ・デル・ソル。プールもあるリゾートホテルだった。ついでにカジノもあるのでちょっと覗いてみるかとも思ったが同居人は全く興味なしの様子。「どうせクジ運ないし、それより食べ物」ということなのだろう。ある意味正解か。
一旦ホテルで休憩して日が沈みきる前に海辺へ向かう。

mrv_umi.jpg

これまで沖縄やバリ、ハワイと、遠出の旅行といえば南の島系ばかりいってたのでひさびさに味わうぷちリゾート気分だ。
同居人はまた海辺を散歩する犬を追いかけている。この女、一体何をしにスペインへ来てるんだろう…。
マルベーリャについては観光本でもそんなに詳しく載ってなかったらしく下調べの鬼である同居人の情報もあまりなかったので、食事の店はどこを探せばいいんだろうと思っていた。実際に周りを散策してみると海沿いにブランド店、お土産物屋さんや海鮮レストランがずらりと並んでいる。えらく高そうなクルーザー、ヨットが並び、道沿いに停めてある車は高級車ばかり。そんなところだった。
同居人はお土産物色でいくつかの店へ。途中、タトゥーのシールと思われるもののサンプルが張ってあり、
そのデザインの中にいくつか漢字もあったのだが…。

mrv_shop.jpg

なんかついてる説明がステキなんですけど。哲学を学んだことがある人ならSexyな愛は裏返すとSoulなのだと知っています。深いですね。万歳はもちろんCoolな行為だし、必勝するには危ない道を渡る必要があります。みんな酔拳習ってるので酒飲めばStrongです。あってるあってる。


そうこうしてる間に日もとっぷり暮れ、あたりは夜の街。

mrv_kure.jpg

腹もようやく何か入るくらいには減ってきたのでそろそろ食事にしようかとレストランを物色する。日本人の姿こそ少ないものの、欧米客でどの店もにぎやかな人だかり。特にピカソというレストランは長蛇の列が出来ていた。有名な店なのだろう。
ここで同居人による執念の店選びが始まる。スペインに来て数日経つのにまだパエリア食べてないね、ということでパエリアがメニューにある店を探してみる。いくつか発見したもののめぼしい店は満員だった。足も疲れてきたし、適当な空いてる店へ入ろうとするが同居人は何やら気に食わないらしい。ダメな理由が
「そこなんか高級そうじゃない?」
メニューの価格ではそんなには変わらないのだが、よくわからない理由だ。おそらくは気取った風じゃない、でも雰囲気のある店を選びたいのだろう。つきあいも長くなると、この難解な同居人用語の解読もなれたものだ。しかし、ここまで何度も往復してまで決めるものなのか…。
結局満員ながらも空いたらすぐ座れそうな店でメニューを眺めながらしばらく待つ。待ってる間サービスでワインを出してくれた。さんきゅー。
テーブルへ案内されると店員さんが椅子をひきながら「ニイハオ」と挨拶。チャイニーズに間違えられるのは初めてだなぁ、と思ったら同居人のシャツが白に染物で花が描かれてるものでちょっとそれっぽい。このせいかな。なんと答えたものか、と思ったが反射的にもう「グラシアス」と出てしまう。奇妙な受け答え風景だ。
沢山頼んでも食べきれないのがわかってるので腹具合も考えてトマトとモッツァレラのサラダとパエリアを注文する。飲み物はビールをくいくいと。パエリアはなかなか美味しかった。よし、これで目的の一品も制覇だ。同居人は量が多くて半分くらいしか食べきれなかったみたいで、ちょっと哀しそうな目をしていた。
のんびりと食べ終わった頃にはもう23時過ぎ。思ったより酔ってたようでちょっとふらふらしながらホテルへ向かう。あまり記憶もなくいつのまにか就寝。

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こうして四日目、またも酔い潰れながら終了。

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