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2004.11.13

9合目からのアジカンライブ

君繋ファイブエム

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2003-11-19
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デリコに続きまたもZepp Fukuokaにて今度はASIAN KUNG-FU GENERATIONのライブを観にいった。気を抜くとまた1ヶ月とか経ってしまいそうなので今回は早めに書いておこう。セットリスト書くわけじゃないけど(覚えてないし)、一部ライブで使われる曲名も出ると思うので、これからライブな人はそのへんご承知置きください。(って、そういう人がここに来る確率ほとんどないか)

1年ちょい前だったろうか、俺の毎週の作業となっているスカパーのSpaceShowerTVでのランキング50曲PVカウントダウンの気になる曲抜き出しチェックをしていた時に「君という花」のPVが流れ、妙に気になったのだ。
4つ打ちリズムに乗せて流れ出す耳に残るギターサウンド、変なPV演出、なんだか地味そーなメンバ。なんかこいつら面白いかも、とこのPVをHDDに残した。

それからしばらくして彼らが福岡にライブに来ることを知る。Be-1というかなり小さなハコだった。Be-1でやるくらいだし、周りで知ってる人もほとんどいなかったので、まだまだマイナーなのだろう、チケットもきっと余ってるだろうと特に事前入手もせずにライブハウスへ向かったら、とっくにチケットは完売していた。あの頃から既に人気に火がつき始めていたのだろう。
そして発売されたアルバム「君繋ファイブエム」で更にブレイク。1年後にはもうZeppでチケット完売。どれくらいの勢いで突き進んで来たかわかろうというもの。

集まった観客は男女比がほぼ半々かな。こういう男女比をキープ出来ているというのは対象が広いってことだからかなりの強みだろう。俺らはここにいた客の年齢層でいうと、山に例えるならば9合目あたりだろうか。もしかしたら頂上の下3mとかだったりして。うひぃ。

きっちり時間通りにライブ開始。勿論ニューアルバム「ソルファ」からのものが多い。そして「リライト」が始まる。
「ほ~、このボーカル、ライブで聴くと思ったより声厚いんだなぁ。まるで何人かで歌ってるみたいな厚さだよ」
って、オーディエンス総勢で思い切り歌ってますからっ!
下手すると場所によっては本物ボーカルが聴こえないんでは? と心配してしまうくらいの大熱唱だ。皆さん歌詞もばっちり記憶済み。いや、一緒に歌うってのはライブ会場でよくあるし、アーティスト側が煽ることも多い。しかしこんな風に曲の最初から最後まで大合唱みたいなのは初めての体験だった。これが若さなのか……。
いい悪いじゃなく、軽いカルチャーショックを受けながらも次々と曲は投下されていった。

彼らは曲の構成、つまり音の足し算引き算がうまいのだと思う。
誰かから「ヒットする映画曲線」みたいなものを聞いたことがある。1本の映画の中でのテンションの盛り上げ方を曲線グラフのように表したもので、徐々に盛り上げていくだけでなく、観てる人が飽きないように序盤で軽く盛り上げた後に一旦落ち着かせ、また最後に向けて徐々に盛り上げていくような曲線を描く。
1つの曲にもこれと同じことが言えるだろう。

例えばベースとギターアルペジオによるイントロが始まってボーカルが入り、次に固定リズムを繰り返すドラムが加わる。そして途中から曲調を変えギターも強いストロークに、ドラムパターンも迫力と音量を増していく。ボーカルが叫ぶ。
ここで一旦「若干引かせて」、リズムを固定に戻し、最初よりはギター音圧などは高めにしてありながら、軽くアルペジオをあわせたり。聴いてる者に「うずうず感」をもたせる。そして再度最高潮に達するサビで爆発させるのだ。そういう計算された構成のうまさがある。
人の体と脳は音に強い影響を受ける。こんな展開に反応するのだ。それは「いかにも」かもしれないが、大事な基本なのだろう。
リズムについても「タメ」を効果的に使うことでのメリハリ、足し算引き算に合わせた盛り上げ、フラット化などのパターンをうまく組み合わせてある。
ただ、そんな風に1曲の中で何度も曲調が変わると通しでの安定感がなくなりやすかったり、飽きやすくなりそうなものだが、そこを声域が広いとはいえない中、高音部頑張りながらも常になんとなく淡々とした印象を残すボーカルのいわば読経系ニュアンスな声が全体の安定感を繋ぎとめているのではないか。
そしてサビでのボーカルメロディラインが解放感に溢れている。曲構成とこのメロディラインの相乗効果で気持ちいい曲になっているのだろう。今回のようにライブで皆が歌っているのもサビまで歌って一緒に解放感を味わいたいためなのかもしれない。
こんな風に構成がうまくいくのはバンドとしてお互いアイデア出し合ったり、うまくやれてるってことなのかもね。

詩については難しい言葉が使われてうんたら、とか言われてるらしいが、あまりそういう印象はない。メッセージとしてもむしろ等身大の世界をシンプルに伝えるための歌詞だろう。どちらかというと「それ」「つまり」のような言葉回しを使った語調への味付けの方が特徴的な印象がある。
言葉選びは独特のような、でもニュートラルともいえる。「超伝導」「仮想現実」「インターネット」などは俺だったら恥ずかしい感じで使えないなぁ、とかいうのはあるが、これは世代(って半回りくらいだけど)の違いか、いや趣味と職種の違いかもしれん。

歌詞といえば空耳アワー。
俺は「フラッシュバック」という曲の歌詞の一部を「旋風すげぇ」「強くねえか?それ」という名歌詞だと思ってた。
「いやぁ、この歌詞はなかなか出てこないよ」なんて感心してたのだが、後になって歌詞カードみたら「旋風吹け」「強く願う それ」だった……。でも今も俺は「つむじかっぜ、すげぇ!」と口ずさんでます(馬鹿)

ライブ全体を通して今の彼らのバンド活動の充実ぶり、そしてなにより「勢い」を感じる。技術もファンの数も上昇気流の中にいる今しか作れないものを出し切れる限りに作っているような印象。それは疾走感であり、閉塞感であり、喪失感であり……。
今の勢いのままに全部吐き出して欲しい。そして「その後」も含めて期待して待っておりまっせ。

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Comments

いいですね~~~♪ライブ。
アジカン、最近とっても好きなんです。
ぐるぐるCD回してます。
音の強さと、本人たちの淡々っぷりが
私にはツボなんですね。あと、ボーカルの
彼のメガネと髪型の絶妙なバランスが。
腰治して私もライブに行きたい!!!

>>Emaさん
力強いギターと耳に残るメロディがいいですよね。
前になにかでインタビュー受けたときに「なぜCDのジャケトはいつも絵なんですか?」と質問されたときに「いやー、写真出すとビジュアル的に問題があるので」みたいなことを言ってました。オモロイ奴らです(笑)
でもその言に反して結構ツボな人多いみたいですね。もしかして、くるりのボーカルもツボだったりします?(^^;

>くるりのボーカルもツボだったりします?(^^;
すっするどいっ!!!ああいうタイプの人は
みぞおちにグサっときます。
見かけたらご一報ください(意味不明)。

>>Emaさん
やはり。(ニヤリ) 結構カブる人多いみたいですね。ハマり度が高いと逆に「一緒にしないで!」となる傾向もあるようですが。微妙なファン心理(^^;
うちの同居人もメガネ属性あるみたいで、ライブで観たくるり岸田にハマりかけてたよーですよ(笑)

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