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2007.12.28

SB-600で光あれ!

Sb600_01

結構前から購入を悩んでいたスピードライト(ストロボ)をようやく購入した。
Nikon純正のSB-600というやつ。さらに上位機種としてSB-800、下位にSB-400が存在するが、さすがにSB-800は高いし使いこなせるとも思わなかったので却下。SB-400で十分なのだろうが首振りの自由度を考えてSB-600に決定。
購入の動機を含めて、インプレッションを。

◆欲しい!
室内でワンコ達を撮影することが多いのでこれまで単焦点の明るいレンズで対応してきた。明るいレンズの魔力は凄まじく、いまだに単焦点開放バカぶりをキープしている。しかし単焦点レンズでの限界もあったのだ。

一つは画角の問題。
今の手持ちの単焦点は35mmF2と50mmF1.4なのだが、時々室内でも18mm相当の広角が使いたくなることがある。資金があればいろんな焦点距離のレンズを揃えればいいのだが、財力が遠く及ばない。18-70mmとか18-200mmのズームレンズはあるのでそれを使おうとするとやはり暗くてブレてしまう。手振れ補正があっても被写体が動くと無力だ。

もう一つは画質の問題。
暗い室内ではF2やF1.4クラスでもISO感度を800や1600まで上げてなんとか。
D70は決して高感度に強いわけではないので、ISO800あたりからそれなりにざらざらとしてくる。その犠牲を払ってさえも動きまわられるとブレる。35mmや50mmを使って昼間の光差し込む室内で撮影した絵は大好きだ。あの感じにスピードライトを使えば少しは近づけるのではないか。
いや、D3導入すればライトなしでも十分……と、妄想はやめておこう。

スピードライトはこれらの問題に応えてくれるものだった。

◆魅惑のバウンス
購入前から最低限の知識としてこのクラスのライトの使い方でバウンス撮影なるものがあることは知っていた。
カメラの内蔵フラッシュで撮るとどうしても正面からライトがあたることになるため、よく見る「髪はテカテカ、肌は真っ白、背景は真っ暗」になりやすい。
バウンス撮影は直接正面からフラッシュの光を当てるのではなく、壁などに向けてフラッシュを焚き、その反射光で撮影する対象を明るくさせるものだ。
天井に向けてフラッシュさせれば部屋の照明が一気に明るくなったのに近いので自然な絵になる。壁に向けてフラッシュさせれば横から光が差し込んだような絵になり、正面からの「いかにもフラッシュ」な写真とはまったく違う自然なものが撮れる。
もともとこれが狙いだったので、バウンスしまくりで楽しんでいる。室内でISO200で普通に撮れる喜び。ああ、買って良かった。

Sb600_02
いかにもフラッシュな写真。毛がテカテカー

Sb600_03
天井でバウンスさせるとこんな感じ<。やわらかく自然な写り


◆生き返るレンズ群
スピードライトを装着することで室内での出番が少なかったズームレンズが生き返った。SB-600はそこそこの光量があるため、少々遠いところでもバウンスさせても光が届いてくれる。広角、望遠側ともに夜の室内でも結構使えるものとなってくれた。
さらに単焦点の明るいレンズについてもISO200ベースでの撮影が可能になった。単焦点ならではの精細な画質を本来の性能で楽しめる。ズームレンズの復活は予想していたが、単焦点への効果については予想以上に楽しいものだった。ISO感度を落としたままシャッタースピードを上げられるというのは当初の期待通りだが、加えてこれまでシャッタースピードをあげるためにほぼ常に絞りを全開放に近い状態で使っていたものを躊躇なく好きな絞り込み値に変えて撮影できる。もうちょっと前後までピント合わせたいと思ったときにブレを気にせず絞れる。レンズの対応する絞りの隅から隅まで使える光を手にいれたようなものだ。
そう、どちらかあればいいやと考えていた明るいレンズとスピードライトは実は相乗効果のあるものだったのだ。

Sb600_08
ズームレンズで料理撮るのなんて久しぶり

◆ワイヤレスも試す
このSB-600という機種はワイヤレスでの撮影に対応している。また俺の愛用D70もSB-600への遠隔操作に対応しているため、ためしにワイヤレスでの発光を試してみた。
D70本体側はメニューからフラッシュをコマンドモードに、SB-600側はカスタムファンクションからモードを変えて設定完了。あとは好きなところに好きな角度で設置してシャッターを切るだけだ。
対応してるのだから当たり前なのだけど、実際にD70でシャッターを切るのに合わせて遠くに置いたSB-600がフラッシュするのはフツーに感心する。SB-600の設置も一緒についてきた台を使えば簡単に置けるし、三脚につけても良い。
ただし、事前調査してなかったのだがSB-600とD70内蔵フラッシュの両方を使っての多灯撮影は出来ないらしい。増やすならもう一台SB-600なりを増やしてってことか。さすがにそこまでは財布がなぁ……。

ワイヤレスでの利点はバウンス撮影と違って撮影位置とライト位置に制限がなくなることだ。わざと被写体の向こうへ置いて逆光気味に撮ったり、斜め下から直接当てて印象的なライティングにしたりできるだろう。
イタズラしようとしたワンコをフラッシュでビビらせる、という使い方は正しくないと思われるので気をつけて頂きたい。

Sb600_05
こんな感じの位置に置いてみた

Sb600_06
斜め下からの光で印象的に。もう少しシャッタースピード遅くするのもいい

Sb600_07
小春もムーディー?

◆ディープな世界
まだ使いはじめたばかりでどうやればうまく活かせるのか模索中なのだがちょっと触ってみての感想としても、これは奥の深い世界だな、と感じる。考えてみればこれはある程度自在に光を操ることが出来るツールを手に入れたようなものなのだ。角度も光の強さも撮影者の意思を反映できる。これは日光の下では無理なこと。それだけに選択の幅が広く、深い。
またNikonのスピードライトは定評があるらしいが、確かに光量の調整が実に賢い。i-TTLのおかげなのか適当に撮ってもちゃんと見れるものを出してくれる。
ちょっと試すにも便利で、奥をのぞこうとするととんでもなく深い
それがライティングの世界なのかもしれない。多灯やカラーフィルターなどハイエンドな方達の世界もあるようだが、根性はなしなので当分はお気楽レベルに留めておこうと思っている。

Sb600_09
単純な天井バウンスでもいいが

Sb600_10
左手前の壁にバウンスさせると目に光のワンポイントが


さて、最後にそんな中で使いはじめに戸惑ったことのメモなど。

◆マニュアルモードが生きる世界
これまで99%の撮影はAモード(露出優先モード)で撮ってきた俺は最初、Aモードでいくら絞りを変更しても常に1/60秒に固定されたシャッタースピードに戸惑っていた。
考えてみれば当然で、フラッシュなしでの撮影時にAモードで絞り値を変えるとシャッタースピードが目まぐるしく変わるのは撮ろうとするシーンの光が最初に決まっているからだ。室内なら照明の明るさは大体安定してて、絞りをあければ連動してシャッタースピードは上がるし、絞り込めばシャッタースピードは下がっていく。それが当然だった。フラッシュ撮影では撮りたいシャッタースピードに合わせて光らせる強さを自分でコントロールできるのだ。
Aモード時はシャッタースピードの指定がないので、本体側のメニュー設定で決めた上限に合わせて撮影される。もちろん設定変更は可能だがD70の場合、1/60秒が上限になっているようだ。
せっかくスピードライトなのだから速いシャッタースピードで撮りたいというのは当たり前の欲求だろう。
この場合、Sモード(シャッター優先)かMモード(マニュアルモード)にして撮影すればいい。特にマニュアルモードで絞りもシャッターも自分の好きに設定できて、かつ明るさは露出補正(フラッシュ側でも指定可能)でコントロールするというやり方になる。
なんと制約のない自由な世界だろう。そして自由な選択ってのが厳しいものだというのも現実世界と同じことだ。

◆速ければいいってもんじゃない?
フラッシュ使うんだからシャッタースピードは常に速ければいいかというとどうもそうではなさそうだ。あえて遅めのシャッターにする価値もまたあるのだ。
例えば室内照明などフラッシュ以外の光と組み合わせる場合、フラッシュの生み出す光は基本的に室内照明より強い。このためシャッタースピードが速いとフラッシュの光だけが絵を支配してしまう。(逆にいえば無視したい光を
取り除いてくれる)
逆にシャッタースピードを遅くしていくと、だんだん室内の光が混じりはじめる。うちであれば少し赤くでる照明なので、フラッシュの光と室内照明の光が違う角度で混じりはじめる。面白い。

Sb600_04
最初の写真と同じ状況でシャッタースピードを遅くしてみる。室内照明が混じってきた


カメラは光を撮る機械である。これは過去もデジタル化されてからも変わらない。そしてその光を生み出すライト。この組み合わせが絶大な自由度を与えてくれるのは考えてみれば当然のことだ。発想次第できっと考えている以上に面白くなるツールであることは間違いない。
あとは撮影者の発想と技量……ま、適当撮影でも便利なのでオススメです(ぶち壊し)

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Comments

おひさで~す

読んでたら、ストロボ欲しくなった・・・・ すっごく楽しそう
資金稼ぎに 仕事がんばります!!

>>Masuさん
おひさしぶりですー。
ストロボおもろい&便利ですよー。
俺も仕事で稼いで次のアイテム物色だ!(笑)

うちのワンこは、ストロボがひかると
かなりビビリます。
かわいそうで使えません。

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