その後のアギト計画
その後シリーズというわけでもないのだが、前に記事書いてから既に半年近く。えらく時間をかけてつい先日ようやくアギト全話を制覇した。
簡単に感想を……今更だとは思うが一応かなりのネタバレなので万一今後見る予定がある人はスキップして頂きたい。
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結論からいうと、つまりこれは「壮大なる子離れ」の物語だったということか。
趣味(?)で人類を創生した謎の青年とそれにチャチャ入れたもう一人(というか一柱になんのかね?)。いわゆる「光と闇」のようなオーソドックスな2極の闘い。
光の者(仮)は喧嘩の末、やられる前の最後っ屁のようにひとつの嫌がらせをした。それはライバル研究者の実験室に乱入し、大事な実験サンプルに謎の子袋を投げつけていったようなもの。この謎の子袋による「オラオラ進化力」を「非行の悪い芽」と思った闇の者(仮)さん、ちびちび気長にその芽を摘み取っていた。その甲斐もなく「オラオラ力」と元々持ってた潜在力でいつのまにか思ってたより力を持って反抗期中の子供(人類)に愛想をつかしたオヤっさんは勘当を考えるが、最後には
「こいつらはこいつらで良くも悪くも自分らの道を歩み始めているんだからしゃあない。お父さんもう知らんからね、自分で責任持って生きなさい」
と過保護な親が子供の反抗期を経て子離れする、というのが筋。(ホントかよ) この観点でいくと「やれば出来る子や」な光の者(仮)と「うちの子に限って」と過保護の闇の者(仮)との夫婦喧嘩ってことになる。
茶化してる風ですけど、いや、ホント面白かったです。ツッコミ所も沢山ありますが、謎解き要素だけでなく、サブキャラクターの位置付け、アギトという存在に対してのバックグラウンドの反応など、いろんな要素をぶちこんで見た、という様々なチャレンジ精神が感じられます。
一番ツッコミたくなったのは人類再創生のために誕生星座ごとにちまちま消していく気だったえらく気の長い人類創世主かなぁ。
「いや、遥か遠い星を超光速移動させる方が大変ですからっ!」
ドラゴンボールで気軽に何度も月を吹き飛ばしていたのをちょっと思い出しました。
あとアギトパワーの最終表現が変身なんですが、実生活上、その前の超能力で終わっていた方が何かと便利そうな気がします。
ちょっとコテコテ感もあるのだが、アギトの観方の一つはあちこち散りばめられた笑い要素を楽しむことでもあるだろう。
記憶喪失が回復し、本名がわかってもアピールもむなしく最後まで周りから本名で呼ばれることのない主人公。記憶取り戻しても結局趣味は家庭菜園。恒例のラーメン屋台でのナルト占い。不器用ネタをひっぱる氷川。いかにもな人間サイドキャラクターをいかにもに演じてくれた北条。
笑い所に含めると可哀相なのだが、個人的にお気に入りなのが最後まで運のないギルス。
前半は基本的にいつも死にかけだった上に珍しくラブ要素ありのキャラクターが現れると相手はまっさきに死ぬ。かの人からの扱いもなんだか「アギトなりそこない」みたいな……。
そりゃ「ウォーー」と吠えて触手ぬらぬら出したくもなるだろう。
そんな彼が最後に見つけた伴侶は子犬です。君に幸あれ。犬は可愛いよ!
あえてそれぞれのライダーに人間要素の役割をつけるとしたら
・適応力(アギト)
・感情(ギルス)
・集積と勇気(G3)
・危うい知性(黒い奴)
とかになるんでしょうか。無難すぎかな。いえ別に「努力」「友情」「勝利」のジャンプ要素でもいいんですけどね。
最後はそれぞれの道を歩いていく、アギトの力を包括していくキャパを人類が持っていることをを信じて……という終わり方。とりあえずのハッピーエンド。
もしこれが「七瀬ふたたび…」のような展開やマンガ版デビルマン的終わり方だったら救いなさ過ぎです。例えその方がリアリティがあるとしても。
もう最初の方の話で思い出せないところも多いのだけど「あれはなんだったんだろ?」なものも多い。
例えば闇の者(仮)って最初は発掘された謎のオーパーツから赤ん坊姿で出てきてたような……光の者(仮)との闘いには勝利してたはずなのに一体誰が封印したんだ? 最後の戦闘で疲れたから目覚ましかけて寝てたつもりが計画外に起こされちゃっただけなんかな。あのパズルを解けるレベルになったら人類チェックする時期だったってだけなのか。
てなわけで以上、アギトプロジェクト完了報告でした。>某先輩
……と、報告した途端に次は555制覇の指令が! 受けてたちましょうとも!




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