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携帯・デジカメ

2008.10.02

安心とワクワクのD90

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D70発売とともにデジタル一眼デビューして早4年ほど。シャッター数は4万程度でまだ十分に活躍できるのだが、我慢できずにD90を購入してしまった。簡単にインプレッションを。例によって無駄話も多くなりそうなので、実質レビュー見るならページ前半スキップすべし。

なんだか最近、購入物レビューしかしてないから物欲Blogみたいになってるな。

◆ターゲット・ロックオン

D70を使っていて不満に感じたことの最たるものは高感度特性だった。
きっちり撮るならISO400まで、条件によってはISO800でギリギリというところ。しかも最近はセンサが汚れてきのか、暗所の縞模様も気になりだしていた。
スピードライトの導入により室内はISO200ベースで撮れるようになりほぼ改善されたのだが自然光下での撮影もやっぱり捨てがたい。あとはドッグランでの撮影時にもうちょっとでいいから連写性能が欲しかった。

そんなところに昨年末、皆さんご存知のD3/D300ショックの到来だ。なんとかD200やD80への欲求は耐えたものの、この2機種の衝撃は大きかった。

「ええい、Nikonの新型は化け物か!」

と思った方も当時、数多くいたことだろう。
フルサイズ機はその後のD700も含めて予算的に除外。5年後くらいに普及帯に入ってきたら考えれば良い18-200mmのような手持ちDXレンズもあるしね。

D300はDXとはいえフラッグシップを名乗るだけあり、ボディ性能に文句のつけようのない出来だ。知人のマシンを使わせてもらったが、AF性能、シャッターフィーリング、ボディ剛性ともに撮る幸せを感じさせてくれるものだった。そして実売16万程度と、そのスペックからすれば驚異的なまでに価格が落ちてきていた。これはソソる。ソソり過ぎる

ただ、お気楽撮影がメインの俺にとってはちょっと仰々しく重いのが難点だ。特に散歩中は犬のリード持ちつつ、赤ん坊しょいつつ…などやむなく片手で撮るケースも多い。軽すぎても心もとないが、旅行先への持ち歩きも考えるとD70相当のボディが使いやすい。
D200に対するD80のように当然D300の廉価タイプもD90として出るだろう。それが俺のターゲットマシンとなった。

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<小春と弥七に続き今回からモデルデビューの「花」>

◆衝動的犯行?計画的犯行?

D90についての噂はかなり出回っていた。D300同等のイメージセンサはほぼ確定。動画機能は半信半疑であったが、果たして9/17に発表されたマシンには俺の待っていたスペック+αが搭載されていた。キター、俺のニコン
D300ゆずりの高感度特性、4.5コマ/秒の連写と待っていた機能に加えてAF11ポイント版ながら3Dトラッキングシーン認識、そして720pながらHD動画対応。

来ちゃったものは仕方がない。あとは「いつ買うか」だな。

その翌日、俺は購入費用の見積もりと償却計画をたて稟議書を同居人へ送付した。少なくとも年末までに10万は必ず切る。その付近でゴーだ。

ところが、予想以上に価格の下落は早く、発売から数日でもう10万切ってやがった。こりゃ年末どころじゃないな(ニヤリ) 9月をほぼ休みなしで働き、加えて夜勤生活でストレスが溜まっていた俺は挙動不審になりはじめる。
そして久々に取れた夜勤明けの休日、「とりあえず現物みなきゃね」と訪れた某店でD90にファーストタッチ。迷うことなく店員さんを呼んだ。

俺 「D90、この価格ですか?」(10万7千円くらい)
店員「ええ、今はこの価格ですね」
俺 「某店で…円のカメラ買い替えプライスで…円だったんですけど」
店員「ちょっと確認します」

その後、戻ってきて他と同じところまで値下げOK。一応同居人の了承を得て店員へ購入を伝える。と、ここで思わぬツッコミが。

同居人「買い替えって、出すカメラないじゃん」

そういえばそうだった。D70を手放すつもりは毛頭ないし。

店員「な、ないんですか?
俺 「ないかも。なんとかします、そのうち
店員「1週間後でもいいですからちゃんと持ってきて下さいね、お願いしますよ!」
俺 「ええ……たぶん

……ちゃんと当日何とかしました。

そんなわけでついつい衝動買いしてしまったわけです。

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その帰り道で
たまたま事前に買っておいたSanDisk UltraII 8GB SDカード」を挿して、
「D70持ってきてないのにたまたまバッグに入れてたバッテリ」を装着して、
「D70持ってきてないのにたまたまバッグに入れてた35mmF2のレンズ」つけて夜のドッグランで試し撮りしましたけど、あくまで衝動買いですから。

やっぱり無駄話が長くなったので、そろそろちゃんとレビューへ移ろう。

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<そのままだと若干明るめ?昼の風景は-0.7EVくらいがいいのかも>


◆ボディタッチ

【適度な軽さと質感】
ボディサイズはD70とそんなに変わらないが、重さはかなり軽くなっていてびっくり。質感も思ったよりしっかりしていて、グリップも握っていてかっちりフィットする。さすがこのへんは外さない。不満なし。

【超キレイな背面液晶】
グリップを握ってまず目に入るのは巨大な3インチ背面液晶。デカいだけでなくこれがまた超キレイなのだ。
高画素をいかして撮影情報との同時表示でも確認しやすい。実際、D90を一日使ったあとにD70の液晶みると「よくこれでやってたな」と本気で思った。慣れるともう戻れないかもしれない……。
単純に撮影像の確認だけでなくInfo表示、ライブビューに動画と今回この液晶がフル活用されている。それに応えるだけの素晴らしい表示品質だ。視野角も十分。晴天下でも色は褪せて見えるものの、なんとか視認OK、木陰なら問題なく確認できる。

【軽快なレスポンス】
思えばD70を買った当時の決め手は他機種に比べてレスポンスが軽快だったことが大きかった。D90は当然ながらD70よりさらに進歩していて、あらゆる操作にキビキビしたレスポンスを返してくれる。画像表示はズームイン、ズームアウトボタンで画像の拡大や複数画像の一括表示がシームレスに出来るが、この操作でももたつきがなく気持ちよく操作できる。
画素数としてはD70の倍なのだが、処理チップがそれだけ進化してるのだろう。そしてシャッター時のタイムラグの短さもあり、撮影時にストレスがない。撮影ストレスないから気がついたら枚数いっぱい撮ってた、って感じ。

【きっちりのAF性能】
残念ながらD300からグレードは落ちるものの、D80と同一ベースのAFに3Dトラッキング機能を輸入した11点AFが搭載されている。D70のAFは暗めのところだと中央のAFポイント以外は迷いまくりだったのだが、周辺を含めてきっちり合わせてくれた。3Dトラッキングはちょっと試してみた程度だが、AF点の動きを見る限りでは思ったより追従してくれているようだ。

【キレのいいシャッター音】
D90のシャッター音は非常に気持ちいい。人の好みもあるのだろうけどこの重すぎず、キレのいい感じはかなり気に入った。連写時もいい。シャッター音のフィーリングが合うのは些細だけど幸せなことだなぁ。

【ファンクションボタンが便利】
D70で欲しかったAFモード切替ボタンが増えたのもありがたいが、加えてグリップを握りこんだところにひっそりとあるファンクションボタンがいい味を出している。ここに自分の好みに応じていくつかの機能から選んでボタンの動作を設定できるのだ。
今俺が設定しているのは"+RAW"だ。この設定をしておけばファンクションボタンを押しながらシャッターを切ったときに通常のJPEG保存に加えてRAWでもファイルを記録してくれるというもの。
今回、D90への乗り換えで悩みの種になりそうだったのがファイルサイズだ。D70では全てRAWでとっていたが、D90の画素数でRAWだと今の数倍HDDサイズを圧迫する。このRAWボタンはその解決案のひとつになる。通常JPEGだけでサイズを押さえ、後でRAWでいじらないとダメそうな難しい光条件のときだけ、ファンクション押しながらシャッターするだけでいちいち設定変更をしなくてもワンショットのみRAWファイルでの撮影が出来る。Auto設定が賢くなってJPEGでもいけそうなのとあわせてこれはかなり便利だ。

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<当たり前だけどスピードライトはD90でも大活躍>


◆画質

【賢くなったAuto】
使ってみて一番驚いたのはD70時代から比べて各種Auto設定が賢く、そしてきめ細かく調整できるようになっていたことだ。
D70ではRAW撮影後、結構マメに調整していたホワイトバランスだが、D90ではAuto設定でも今のところあまり外さない。まだ撮影シーンがそんなに多くないので他条件でも大丈夫かはわからないけど。シーン認識システムが入ったのもあり、かなり賢くなっているようだ。
色調もスタンダード、ナチュラル、ビビッドなど自分の好みに合わせて選べるので、うまく傾向が掴めればRAWじゃなくてもいいかな、と思わせてくれる。このへんはこれから長いこと付き合って見極めるしかないところだ。
ISO感度もAutoで上限感度が設定が出来るのが嬉しい。D70は無制限に上がってしまうのでちまちま手作業で変更していたが、これもほとんどAutoで済みそうだ。

【きめ細かな調整】
ホワイトバランスなどの設定が自分の環境や好みに合わせて変更できるのだが、これがかなり細かく設定できていい。D70でも調整機能はあったのだが、色温度の若干のプラス・マイナスを変更できる程度だった。
D90ではプリセットの設定それぞれについて色マトリクスの中から色合いを選ぶことが出来る。白熱球の室内などで微調整に困っていた人にとってこれはかなり嬉しい機能だ。Auto時の設定も変更できるのが良い。デフォルトの発色傾向がやや黄色より(?)に感じたのでこのへんを自分の好きに調整することもできた。なんて楽なんだ。
カラーバランスの調整はとりあえず一度そのまま撮影して、再生モードでその画像を表示させてるところでOKボタンを押すとカラーカスタマイズのメニューへ飛べるのでここで自分の好みの色への補正位置を探るのがやりやすそうだ。

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<WBのAuto設定をちょっとカラーバランス変更して撮影>

【高感度特性】
高感度特性はそのままD300ゆずり。普通にISO1600があまり躊躇せずに使える。これは期待通りだ。ただ高感度特性以前に、D70から比べると高画素化に伴ってピントや動体の撮影はやっぱりシビアになったな、という印象も受ける。
高速シャッター時やスピードライト撮影時の解像感は素晴らしいが、低速めのシャッターでちょっとでもブレるとダメージがD70より大きい気がする。画素数にして倍だものなぁ。それだけレンズへの要求も高くなってるのだろう。

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<ISO1600は普通に使えそうだ>


◆ライブビュー
今回の液晶の使いどころの大きなウェイトを占めるのはライブビューと動画だろう。
ライブビューについてはタイムラグゼロな光学ファインダーを覗き、位相差AFで瞬時に撮影出来てこそ一眼レフ、という気持ちも若干はあるためどういう用途に使おうか考えていた。

まずシビアなピント合わせが出来るという点で確定なのは月撮影だ。マニュアルフォーカスで撮影することが多いが視力の弱い俺はそのままだとぴったりピントを合わせることが出来なかった。これをライブビューで拡大しながらのピント合わせ出来るなら便利そうだ。ずっと天気悪いのと夜勤続きでいつになったら撮影できるのかわからないけど……。
あとはモノ撮りやマクロ撮影でシビアなピントが求められケースなのだろうが、あまりそういう用途で撮影することがないのでパス。

もう一つの利点はローアングル撮影が楽だということ。ファインダーを覗かなくてもいいのだからカメラの置き場所の自由度はぐんと上がるはず。だが、俺の場合はローアングルにしたい用途のほとんどは犬撮影だったりするので、それなりにAFスピードがないとチャンスを逃してしまう。寝てる時ならともかく、動く相手への撮影には向かないので、そういう要望にはオプションでアングルファインダーをつける、というのが正解なのだろう。

ちなみにライブビューモードではD300ではあった一旦ミラー開閉しての位相差AFは使えない。その分コンパクトデジカメのようなコントラストAFが若干スピードアップしているようだ。コントラストAFはコンパクトデジカメのそれとほぼ同程度の速度かな。ピントは合うときは合う、合わないときは合わないというのも同じ。
やっぱり一眼レフならではのピントへの安心感やすっきり感はないのだがシーンを割り切って使う分には問題ないだろう。

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<疲れてるときのワンコならライブビュー間に合います>

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<トロい小春なら常に間に合います>


◆動画撮影

先日D90のテレビCMを見たのだが、CM内では世界初の一眼レフ動画でありながら動画にはまったく触れていなかった。
「本筋のスチル性能だけで十分、動画を飛び道具的なウリにするつもりはない」
という意思の表れだろうか。確かにD90の動画機能はまだまだ荒削りなものだ。しかし、それではオマケに過ぎないのか?というとやっぱりちょっとしたエポックメインキングな機能じゃないかと思う。

デジカメでの動画撮影についてはその構造上、デジタル一眼レフよりコンパクトデジカメや携帯端末で発達してきた機能だ。最近になって一眼レフにもライブビューが搭載され始め、動画対応も時間の問題だろうとは言われていた。特にD300に載っているセンサは仕様として動画対応可能なスペックだったらしく、それを引き継ぐD90には早くから動画対応の噂が流れていた。
コンパクトデジカメでの動画と一眼レフクラスでの動画対応のインパクトの違いはなんといってもその豊富でハイクオリティなレンズ資産を活かした描写が出来ること、またセンサのサイズが桁違いなのでボケ味を生かした動画が撮れることだ。

ありがちだが我が家もビデオカメラは買ってはいるものの、長いこと押入れで眠っている状態が続いている。イベントで思い出したように取り出してもまたすぐ埃をかぶってしまう。D90での動画はもちろんまだ使いたての新鮮味も大きいだろうが、スチル撮影の延長上で動画まで手が伸びることが多い。
これは「イベント撮影」と「シーン保存」の感覚の違いだろうか。ビデオカメラはその用途からして「何かイベントがあるときにわざわざ持って行ってイベントの間、ほぼ回しっぱなしで撮る」という使い方をしてきた。それは記録であり、よっぽどのことがなければ編集されることもない。下手をすると二度と見返されることもない……。
D90動画の場合はスチルを撮っているときにこのシーンは動いてるのもいいな、と思ったときに使える。そのシーンを動きごと残すことになる。またPCでの取り込みということもあり、簡単に見返すことが出来る。ただこれはコンパクトデジカメの動画でも同じこと。D90で撮る違いはなんというかその撮れる映像のワクワク感にある。 

720p(1280x720)という高解像度だからというだけではない。ベタながら浅いピントの中から徐々に浮き上がる被写体や、広い階調表現から生まれる美しい陰影、ボケによる立体感は引き出すのは非常に難しいが、その片鱗に触れたときにゾクゾクする何かがある。初めて一眼を手にした時、明るいレンズを手にいれた時のあの感じ。特に単焦点開放バカなら手を出さねば!(違)
ムービーちまちまたまってきたけど仕事が落ち着かないことには編集する時間がない…。

<アップしてたサイト消滅してるっぽいので削除>


ちょびっと補足しておくと上記ムービーはかなり最低レベルの撮影になっていることをお断りしておきます。
購入初日の夜のドッグランで中腰のしゃがみ姿勢、右手でボール投げてるので片手ホールド(しかもボールは弥七のヨダレでだらだらなので投げた後撮りながら手を拭いてます……) ピントも片手では合わせにいけないので近場にピント合わせたままにしてます。レンズは35mmF2を開放のまんまなんでVRもなし(馬鹿)
通常撮影のサンプルとしてはあまりにアレなので参考にしないでください(泣)。その後撮ったのは編集出来てないっす。「動画どれくらいいけるんよ?」な人はこのへんを観るのがベストかと。

一眼レフでの動画はまだ始まったばかり。弱点、不足点も一杯ある。D90の動画でいえばAFに対応していないこと、FullHDには未対応であること、CMOSの宿命でもある読み出し時間差のためゼリーのように絵が揺れてしまうこと。

美麗で高精細な液晶とはいえ、マニュアルでピントを合わせるのはやはり難しい。とはいえ、コントラストAF程度のスピードでAF出来てもまともな撮影には使えないし難しいところだ。
でも正直なところ、マニュアルでピントを合わせるという行為が楽しくて仕方がない。自分の意図がうまく反映されると嬉しいし、メカを操作しているという実感がある。これだけスチル機能でAutoの恩恵を浴びておきながら不思議なものだ。

ゼリー現象は手ぶれが激しいとそこそこ目立つ。動画は基本三脚なのだろうなぁ。手ぶれ補正レンズである程度は防げるが、やはり出るときは出る。普段、三脚持ち歩いたりするのが面倒で室内・室外ともほとんど使ってないのでかまわず手持ちで撮ってたりするけども。ただ撮影でそこまで動かしまくることは実際は滅多になさそうなので手ぶれさえ抑えればそれほど気にすることはないのかも。

ところで動画の編集ソフトってみんなどうしてるんだろう。Windows標準のムービーメーカーでそれなりに切り貼りは出来るが、HDでの書き出しはできないようでもったいない。(VistaはHDらしいが…)


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<ピクコンのクイック調整で彩度上げたりも簡単>

◆熟成と冒険

このボディには安心とワクワクが一緒に入っている。

多機能にも関わらず、ほとんどの撮影は賢くなったAutoだけで大丈夫だし、操作も簡単でわかりやすくなってる。事実、D70からの乗り換えとはいえ俺は実はマニュアルはまだ読んでない(だって分厚いし…。仕事落ち着いたら読もう)のにほとんど戸惑うことなく新機能含めて使っている。ボディのグリップ、ファインダー、シャッター、どれも安心して使えるマシンだ。しかして間口は広く、また懐は深い。
調整可能な各種パラメータ、アクティブDライティングやカメラ内補正機能。てんこ盛りの調整機能は「Autoおまかせ」から「自分なり」へシフトアップする道筋を気になるところから入っていけるだけの選択要素を持っている。少しずつ自分なりの設定を探し、自分だけの絵にしていく。だからこそ「俺のニコン」というフレーズになるのかもしれない。

うって変わってハラハラドキドキ、そしてワクワクな動画機能も入っている。少なくともこちらには「安心」という言葉は似合わない。本気で使いこなすのなら相当に頭を捻り、自分の手先を頼りに技術を磨き、いろんな条件に注意を払わねばならないだろう。だからこそ得られる充実感が待っている。

D90はこんなふうに「熟成の安心感」と「冒険のワクワク」が共存しているマシンだ。

コストパフォーマンスも高い。どうしても動画機能に目がいきがちだが、まずスチルカメラとしての出来がきっちりしている。これだけで価格的には十分見合うものだと思う。その上で動画へのチャレンジ、なのだ。

これから8万前半くらいまではがんがん安くなるだろうから自分の中で許せる額になったら思い切って手を出してしまうと幸せになれます、きっと!


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<モノクロモードも。動画でもカラー変更は使えます>

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2007.12.28

SB-600で光あれ!

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結構前から購入を悩んでいたスピードライト(ストロボ)をようやく購入した。
Nikon純正のSB-600というやつ。さらに上位機種としてSB-800、下位にSB-400が存在するが、さすがにSB-800は高いし使いこなせるとも思わなかったので却下。SB-400で十分なのだろうが首振りの自由度を考えてSB-600に決定。
購入の動機を含めて、インプレッションを。

◆欲しい!
室内でワンコ達を撮影することが多いのでこれまで単焦点の明るいレンズで対応してきた。明るいレンズの魔力は凄まじく、いまだに単焦点開放バカぶりをキープしている。しかし単焦点レンズでの限界もあったのだ。

一つは画角の問題。
今の手持ちの単焦点は35mmF2と50mmF1.4なのだが、時々室内でも18mm相当の広角が使いたくなることがある。資金があればいろんな焦点距離のレンズを揃えればいいのだが、財力が遠く及ばない。18-70mmとか18-200mmのズームレンズはあるのでそれを使おうとするとやはり暗くてブレてしまう。手振れ補正があっても被写体が動くと無力だ。

もう一つは画質の問題。
暗い室内ではF2やF1.4クラスでもISO感度を800や1600まで上げてなんとか。
D70は決して高感度に強いわけではないので、ISO800あたりからそれなりにざらざらとしてくる。その犠牲を払ってさえも動きまわられるとブレる。35mmや50mmを使って昼間の光差し込む室内で撮影した絵は大好きだ。あの感じにスピードライトを使えば少しは近づけるのではないか。
いや、D3導入すればライトなしでも十分……と、妄想はやめておこう。

スピードライトはこれらの問題に応えてくれるものだった。

◆魅惑のバウンス
購入前から最低限の知識としてこのクラスのライトの使い方でバウンス撮影なるものがあることは知っていた。
カメラの内蔵フラッシュで撮るとどうしても正面からライトがあたることになるため、よく見る「髪はテカテカ、肌は真っ白、背景は真っ暗」になりやすい。
バウンス撮影は直接正面からフラッシュの光を当てるのではなく、壁などに向けてフラッシュを焚き、その反射光で撮影する対象を明るくさせるものだ。
天井に向けてフラッシュさせれば部屋の照明が一気に明るくなったのに近いので自然な絵になる。壁に向けてフラッシュさせれば横から光が差し込んだような絵になり、正面からの「いかにもフラッシュ」な写真とはまったく違う自然なものが撮れる。
もともとこれが狙いだったので、バウンスしまくりで楽しんでいる。室内でISO200で普通に撮れる喜び。ああ、買って良かった。

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いかにもフラッシュな写真。毛がテカテカー

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天井でバウンスさせるとこんな感じ<。やわらかく自然な写り


◆生き返るレンズ群
スピードライトを装着することで室内での出番が少なかったズームレンズが生き返った。SB-600はそこそこの光量があるため、少々遠いところでもバウンスさせても光が届いてくれる。広角、望遠側ともに夜の室内でも結構使えるものとなってくれた。
さらに単焦点の明るいレンズについてもISO200ベースでの撮影が可能になった。単焦点ならではの精細な画質を本来の性能で楽しめる。ズームレンズの復活は予想していたが、単焦点への効果については予想以上に楽しいものだった。ISO感度を落としたままシャッタースピードを上げられるというのは当初の期待通りだが、加えてこれまでシャッタースピードをあげるためにほぼ常に絞りを全開放に近い状態で使っていたものを躊躇なく好きな絞り込み値に変えて撮影できる。もうちょっと前後までピント合わせたいと思ったときにブレを気にせず絞れる。レンズの対応する絞りの隅から隅まで使える光を手にいれたようなものだ。
そう、どちらかあればいいやと考えていた明るいレンズとスピードライトは実は相乗効果のあるものだったのだ。

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ズームレンズで料理撮るのなんて久しぶり

◆ワイヤレスも試す
このSB-600という機種はワイヤレスでの撮影に対応している。また俺の愛用D70もSB-600への遠隔操作に対応しているため、ためしにワイヤレスでの発光を試してみた。
D70本体側はメニューからフラッシュをコマンドモードに、SB-600側はカスタムファンクションからモードを変えて設定完了。あとは好きなところに好きな角度で設置してシャッターを切るだけだ。
対応してるのだから当たり前なのだけど、実際にD70でシャッターを切るのに合わせて遠くに置いたSB-600がフラッシュするのはフツーに感心する。SB-600の設置も一緒についてきた台を使えば簡単に置けるし、三脚につけても良い。
ただし、事前調査してなかったのだがSB-600とD70内蔵フラッシュの両方を使っての多灯撮影は出来ないらしい。増やすならもう一台SB-600なりを増やしてってことか。さすがにそこまでは財布がなぁ……。

ワイヤレスでの利点はバウンス撮影と違って撮影位置とライト位置に制限がなくなることだ。わざと被写体の向こうへ置いて逆光気味に撮ったり、斜め下から直接当てて印象的なライティングにしたりできるだろう。
イタズラしようとしたワンコをフラッシュでビビらせる、という使い方は正しくないと思われるので気をつけて頂きたい。

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こんな感じの位置に置いてみた

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斜め下からの光で印象的に。もう少しシャッタースピード遅くするのもいい

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小春もムーディー?

◆ディープな世界
まだ使いはじめたばかりでどうやればうまく活かせるのか模索中なのだがちょっと触ってみての感想としても、これは奥の深い世界だな、と感じる。考えてみればこれはある程度自在に光を操ることが出来るツールを手に入れたようなものなのだ。角度も光の強さも撮影者の意思を反映できる。これは日光の下では無理なこと。それだけに選択の幅が広く、深い。
またNikonのスピードライトは定評があるらしいが、確かに光量の調整が実に賢い。i-TTLのおかげなのか適当に撮ってもちゃんと見れるものを出してくれる。
ちょっと試すにも便利で、奥をのぞこうとするととんでもなく深い
それがライティングの世界なのかもしれない。多灯やカラーフィルターなどハイエンドな方達の世界もあるようだが、根性はなしなので当分はお気楽レベルに留めておこうと思っている。

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単純な天井バウンスでもいいが

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左手前の壁にバウンスさせると目に光のワンポイントが


さて、最後にそんな中で使いはじめに戸惑ったことのメモなど。

◆マニュアルモードが生きる世界
これまで99%の撮影はAモード(露出優先モード)で撮ってきた俺は最初、Aモードでいくら絞りを変更しても常に1/60秒に固定されたシャッタースピードに戸惑っていた。
考えてみれば当然で、フラッシュなしでの撮影時にAモードで絞り値を変えるとシャッタースピードが目まぐるしく変わるのは撮ろうとするシーンの光が最初に決まっているからだ。室内なら照明の明るさは大体安定してて、絞りをあければ連動してシャッタースピードは上がるし、絞り込めばシャッタースピードは下がっていく。それが当然だった。フラッシュ撮影では撮りたいシャッタースピードに合わせて光らせる強さを自分でコントロールできるのだ。
Aモード時はシャッタースピードの指定がないので、本体側のメニュー設定で決めた上限に合わせて撮影される。もちろん設定変更は可能だがD70の場合、1/60秒が上限になっているようだ。
せっかくスピードライトなのだから速いシャッタースピードで撮りたいというのは当たり前の欲求だろう。
この場合、Sモード(シャッター優先)かMモード(マニュアルモード)にして撮影すればいい。特にマニュアルモードで絞りもシャッターも自分の好きに設定できて、かつ明るさは露出補正(フラッシュ側でも指定可能)でコントロールするというやり方になる。
なんと制約のない自由な世界だろう。そして自由な選択ってのが厳しいものだというのも現実世界と同じことだ。

◆速ければいいってもんじゃない?
フラッシュ使うんだからシャッタースピードは常に速ければいいかというとどうもそうではなさそうだ。あえて遅めのシャッターにする価値もまたあるのだ。
例えば室内照明などフラッシュ以外の光と組み合わせる場合、フラッシュの生み出す光は基本的に室内照明より強い。このためシャッタースピードが速いとフラッシュの光だけが絵を支配してしまう。(逆にいえば無視したい光を
取り除いてくれる)
逆にシャッタースピードを遅くしていくと、だんだん室内の光が混じりはじめる。うちであれば少し赤くでる照明なので、フラッシュの光と室内照明の光が違う角度で混じりはじめる。面白い。

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最初の写真と同じ状況でシャッタースピードを遅くしてみる。室内照明が混じってきた


カメラは光を撮る機械である。これは過去もデジタル化されてからも変わらない。そしてその光を生み出すライト。この組み合わせが絶大な自由度を与えてくれるのは考えてみれば当然のことだ。発想次第できっと考えている以上に面白くなるツールであることは間違いない。
あとは撮影者の発想と技量……ま、適当撮影でも便利なのでオススメです(ぶち壊し)

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2006.06.23

V904SHレビュー

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ちょい前に携帯をV601SHからV904SHへ機種変更した。そろそろVの3Gも大体は電波入るようになってきたようだし、V601SHもバッテリ含めヘタってきた。すっかり勢いをなくしてしまったVodafone(もうすぐSoftbankか……)だが、それでも長期出張の時の家族定額通話はかなり有難かったのでそのままキャリア継続とした。
今日は使ってちょい時点での個人的なレビューでも。

◇V905SHかV904SHか?
元々SHARPの携帯を何代か使い続けてたこともあり、機種変更の候補はやはりSHARP端末。おそらくVodafoneの最近の新機種で話題なのはワンセグ対応のV905SHなのだろう。そしてもう一つの候補はVGA液晶を搭載した一つ前(といっても1ヶ月くらいしか違わない)のV904SH。候補はすぐにこの二つに絞られた。
V905SHの面白いのはワンセグ対応なだけでなくそれに伴う横ワイド画面への切替がくるりと液晶画面を横に回す(サイクロイド機構)ことで対応できることだ。こういうギミック大好きだな。画面もワイドQVGAというちょっとワイドな液晶画面だ。
一方V904SHも以前の機種から受け継いだスィーベルスタイルとやらでこちらは裏返すように回すと擬似デジカメのごとく扱うことが出来る。そしてVGA画面という従来の4倍密度の高精細な表示、そして905SHを上回る300万画素のカメラが特徴となる。
両機種のウェイトの違い(差別化?)が感じられるのは905SHは本当にワンセグとワイド画面にこだわった国内向けの仕様であること。904SHの方はVGA液晶以外にもGPS対応、国際ローミング対応など「ワンセグ・テレビ受信をのぞけば全部入り」といわんばかりの機能盛り込み具合だ。価格は若干905SHが上回るがそれほど大きな差ではない。

答えは結構あっさりとついた。俺の使い方では移動中にバッテリ気にしながらTVなんて見ないし、今までにここでテレビ見れたらなぁ、と思ったのって野球中継くらい。それも車の中というパターンが多くてラジオの方が良かったりする。
というわけで、V904SHに決定。実際には何より店頭の実機でみたVGA画面のインパクトで決めたといってもいい。
いや、905SHにプリインストールされてるニンジャウォリアーズは最後まで気になったけどね! ダライアスとセットになってたらどうなっていたか……。(ホントかよ)

◇なんといってもVGA液晶
何度も触れているようにV904SHの一番の特徴はVGA(640x480)の液晶画面だ。VGAっつったらMZ1500の4画面分より広いよ!(意味不明) VAIO GTを使ってた点でも高精細フェチの気がある俺にはぴったり。当然のようにWEBは最小フォントにしてぎっちり文字の詰まった画面で楽しむ。最小フォントでもあまりドットを感じさせずにくっきり読めるので俺的には更に小さい極小フォントがあっても良かったくらいだ。
まだjigブラウザなど他のブラウザ使ってないので一般サイトを見たりはしてないのだけど内蔵ブラウザで携帯向けサイトを見ていてもVGA感はそこそこ楽しめる。
またこの液晶は発色もギラつかずくすまずでちょうどいい感じ。視野角もかなり広い。結構傾けても極端に色がおかしくなったりしないのが良い。覗き見防止には視野角は逆に狭いほうがってのはあるけど、大丈夫!最小フォントで読んでたらちょっと離れた人なら読めません。(少数派?)
大きめの画像でも普通に見れるので俺はminiSDカードに自分の写真メインページ「壱知拾忘」用に溜め込んだ写真をそのまままるごとぶちこんで壁紙にして楽しんでます。サイズが1000x600くらいで200KB程度の画像データになってるのでそのままor部分抜粋にちょうどいい感じ。

◇意外とイケるサウンド
着うたとかは目覚ましアラームセット中以外は年中マナーモードな俺はあまり興味ないので置いといて、904SHを簡易ミュージックプレイヤーとしても使うことが出来る。
本体へ入れ込む方法はまだうまい手順がよくわかってない。(というかマニュアルちゃんと読んでない) とりあえずAACは読めるみたいなのでiTunesで作ったAACファイルをminiSDに転送して聴いている。でもこれだと仕様制限があるらしく肝心のアーティスト名が出ねーぞ! アーティストorアルバム毎プレイリストが出来ればそれでほとんど困らなそうなのに……。仕方なく全曲プレイリストで垂れ流し。このへんは付属ソフトと別売りのUSBケーブルを使ってあれこれやれば解決出来そうだけど、単純にメモリカードへファイル転送だけでやれたのはここまで。
と、記事をUPする直前に頼んでいたUSBケーブルが届いたのでちょびっとだけ追記。USBケーブルを使って付属CDに入っているソフトから携帯へ転送してみた。この場合はまずプレイリストを作ってプレイリスト単位で携帯へアップロードするというやり方だ。(例によってマニュアル見てないので他の方法もあるのかも)
結果、アーティスト毎にそれぞれプレイリストを作るなどしておけばAACファイルのままでも意図した使い方が出来るようになった。俺はここまで出来ればとりあえずいいかな。ただしアップロード速度は遅い。SDカード直接転送に比べたら延々と転送しているようなもの。入れ替えが頻繁な人だと嫌になりそうだ。
ミュージックプレイヤ関連はいくつかググってみたところwww.limber.jpさんのところが詳しく解説してありました。ありがたい。結構面倒そうだなぁ。USBケーブル買ったらまた別途試してみよう。付属しているPC連携ソフトはWindowsマシンのみ対応みたいなので同居人がイカリまくってますけども。Macな人も絶対数は少ないとはいえいるのだからここは両対応にしてほしいところ。
さて、イヤフォンで聴く音質は……心なしか俺的にはiPodよりいい気がする。また、イヤフォンを使わずそのまま近くに置いてBGM的に流す分にもそこそこステレオな音の広がりで聴けるので外部スピーカーなしでもBGMとしてならまぁ妥協できる。これは出張中はむっちゃ有難かった。またマルチタスク対応なので音楽聴きながらでもWEBやメールのチェックが出来るのも便利。
また、普段iPodを繋げているBOSEのミニスピーカーに繋いでみてもなかなかいい音。iPodがHDDイカレかけで頭だしに下手すると数分かかってしまう状態なので当分は携帯の方で寝室音楽環境は代用できるかも。

◇カメラ
スペックは300万画素の光学2倍……。俺的には携帯カメラは100万画素の光学ズームなし(そのかわりにレンズ明るめ)でいいのに、と思ってたりするのだが、300万画素でも結構ちゃんと撮れてくれてるようだ。何よりV601SHの時に一番困ってた撮影後の画像保存の遅さが解消されてるのが嬉しい。ちゃんと進化してるんだなぁ。それでもやっぱりズームするとブレやすくなる感じがする。ソフト手ブレ補正もあるようだが効いてるのかよーわからんです。でも外で撮る分にはズームあると便利か。
904SHは以前の機種から続くスウィーベルスタイルなる機構で液晶画面を裏返すような使い方が出来る。液晶画面を外向けにして折りたためばそのままカメラとして動作するように設定できるので、そのまま即デジカメとして使えるというわけだ。レスポンスもそこそこ良く、簡単な設定変更もこのスタイルのままで操作出来るので、ライトが貧弱とかを除けばホントにちょい前のコンパクトデジカメだと思っていい。

◇操作感
多分3G機種全体がそうなんだろうけど、V601SHほどの軽快インタフェースではないし、まだまだ改良の余地はありそうだ。ただし、イラつくほどのもたつき感はない。VGAで情報量が多いから処理が重いなんてことはないようだ。
細かいところでの自由度はまだまだ改善点いっぱい。待ちうけへのカレンダー表示とかは四隅の好きなところに置かせてくれよ、とかこのボタンの長押しはこれじゃねーだろ、とかなんで601SHと操作ボタンが左右逆なんだよ、とか以前出来てたことについて不満もあるがほとんどは慣れの問題かもしれない。
ようやくこの機種なりの操作思想がわかってきたところ。タスク切替ボタンとショートカットボタンを使いこなすのが快適マルチタスク生活への第一歩だろうか。音楽流しながらWEBを見つつ、メールが来たらちょっとチェックして戻ってくるなんてのが普通になってきた。時間のかかるサーバメールの全削除をしながらショートカットから再度メールボックスを選んでメールの続きをチェックなんてのもマルチタスクならでは。
また主な操作画面はカスタモという自分の好みのイメージに変えられるようになっている。3種類内蔵されており、ネット経由での有料ダウンロードも出来る。これカスタモツクールみたいな自作キットも出してくれたらなぁ。

◇通信
3Gになってどれくらい変わるのだろうと思っていたのはパケット通信速度だ。2G(2.5G)でのちまちまアクセスからすると超速!とまではいわないが状態さけよければ携帯向けサイトであればサクサクとアクセス出来る。なんだかんだいってこれに慣れてしまうと戻ったときのストレスが大きそうだ。実際、これに変えてからネット接続時間はかなり増えた。このままデュアル定額継続かな。
また近距離通信としてBluetoothにも対応しているのだが、俺がこっそり期待していたキーボードは対象プロファイルがないようだ。実際使うかどうかはともかくキーボードでガシガシ入力できたらPDAっぽい使い方する人に有難かったんじゃないだろうか。Bluetoothでのチャットとかあるけど、家庭内で使ったりしませんから……。(でも一回やってみた)

◇機能多すぎ
機能てんこ盛りの感のある904SHだが、実際にはまだほとんど使ってないものだらけだ。中にはこのまま使わないままに終わるものもあるだろう。
GPSでのナビはちょっと自宅付近を表示させてみただけのレベル。地図表示にはVGAの精細表示が活きる。常に迷子と隣り合わせの地理音痴・方向音痴の俺にはいざという時のための奥の手として頼もしい。でもナビ利用には月額料金がいるので要注意。
また6軸モーションセンサーも一回対応Vアプリをいくつか起動させてみただけレベル。星座を探そうという内蔵アプリがあるのだが、これがその方向に向ければその先にあるはずの星座が表示されるというGPS+モーションセンサー使いまくりのアプリだ。こんな風に面白い使い方が出来るんだよというアピール力は高い。でも正直対応アプリほとんど出ないんだろうなぁ、とか思ったりして。最初にモーションセンサ入れた機種のときは実際にスイングするゴルフゲームが出たんだっけか。
あとこれまでの機種にあったのかどうかわからないのだが、ファームアップデートがショップ持込なしに単独で出来るようになってるのも隠れた注目点なのかもしれない。これだけ機能てんこ盛りじゃ不具合の度にショップ更新なんてやってらんないだろうしな。
他にもEDY対応やら顔認証やらあるが全然未体験のまま。顔認証は実用的なセキュリティ手段としていいかもしれないので一度使ってみようと思っている。家族はOKのように複数人登録できるのもいいね。

◇そんなわけで
説明書ほとんど読めずに出張に持っていって、帰ってきても溜まった本やらゲームやら消化していると全然使い方研究が出来てないままだ。なので手探り&カンで使い方を覚えていってるところ。実はマニュアルにきちんといろんな解決策が載ってるのかもしれない。
mixiなど簡単なネットのチェックであれば904SHからでそんなに困らない。さすがに長い文字入力はやりたくないけど。マルチタスクも慣れていくとそれが出来て普通に思えてくる。特に大きな欠点もなく便利機能満載。総じて良く出来た端末だと思う。今のところほぼ満足。VGAに魅力を感じる人であればオススメ。勿論これから他キャリア含めてVGA対応機種は増えていくのだろうけど。

2005.05.07

FinePix F10使ってみた

f10

先日、同居人がFinePix F10を購入した。その様子は同居人のページにUPされているが、俺もちょっと触らせてもらったのでもう少し機能寄りのインプレッションを。なんか最近レビューばっか書いてる?

◆高感度の価値
FinePix F10のウリはなんといっても高感度撮影に強いことだろう。高感度にすることで多少暗い状況でもシャッタースピードを速くすることが出来る。つまり手ブレなどが発生しにくくなるのだ。
うちは室内照明が暗めなこともあって室内でのワンコ撮影は一眼デジカメD70+明るいレンズでなんとか、という感じだった。前機種であるIXY300ではフラッシュなしだと手ブレしまくり。ワンコが少しでも動いてたらもうお手上げだ。それがこのF10ではそこそこのノイズでそれなりに撮れる。ISO1600だとやはりノイジーだが、ISO800ならかなり削減されるので、なんとか常用感度の範囲として使えそうだ。この「撮れる」「撮れない」の違いは多少のノイズがどうこうとは次元が違う。
またフラッシュを焚かずに撮影できるケースが増えるため背景も含めた自然な撮影が可能となる。これもフラッシュによる目の反射や不自然な影、背景の暗さなどが嫌いな人には嬉しい。

◆筐体をチェック
筐体は最近のコンパクトデジカメとしては普通、いやむしろ大きめか。俺的にはヘタに小さすぎるよりは握りやすくていい。重さも普通レベルだろうか。バッテリが大きめなので装着時にはその分重くなるが、それでも持ち運びが辛くなるほどではないので充分軽いと言えるだろう。IXY300に比べると断然軽い。また大型バッテリのおかげで持続時間が長いのだからそっちを優先してくれた方がありがたい。
背面には2.5インチと大きめの液晶。ただし、液晶サイズこそ大きいものの画素数や発色、階調は荒い印象だ。画素数はまだ再生時ズームを使うなりして補えるが、階調がコントラストきつめに出るのはちょっと困る。この液晶で見て黒つぶれたー、白飛んだーと思ってた画像がPCでみるとちゃんと階調が残ってたりする。カメラの用途的にも背面液晶見て露出補正、とか深く考えずにそのへんはカメラに任せて液晶はフレーミング確認専用と割り切った方がいいってことか。液晶はコストにすぐ跳ね返りそうなのであまり贅沢言えないのかもしれないけど。
また光学ファインダーがないので明るい屋外での確認がしずらいこともある。光学ファインダーなしを選択した時点で仕方ないことではある。一応液晶輝度は上げられるのでそれで対応するしかない。

さて、購入にあたっての一番の悩みでもあったのはF10が対応するメディアがxDカードであることだ。実際俺はF10相当の機能でメディアがSDカードな機種がどこのメーカからでもいいから出たら買いだと思っていたくらい。
xDカードは同じ容量で比べてSDカードやCFカードよりも高い。そのくせ転送速度が速いってわけでもない。直接読み取りに対応しているPCやリーダも非常に少ない。確かにSDより小型ではあるのだけどサイズはそこまで大きなメリットではない。CFやSDなら手持ちのカードもあるのにxDのせいで実質的な価格がUPしてしまっているのが非常にもったいない。
加えて「いまどきコレ?」なイメージなのが接続アダプタ。このアダプタ経由で充電やPCとの接続、外部出力などを行うのだが、コンパクト最重視の筐体ってワケでもないのだから本体に直に端子をつけてもよかったんじゃないだろうか。また本体充電式とするならせめてクレイドルタイプにするなどもっと使い勝手のいい、スタイリッシュな方式を選べたのではないかと思う。

◆操作感
いたってシンプルなインタフェースだ。ボタン類の数も少ない。って俺が普段一眼デジ使ってるから余計そう感じるだけかもしれないけど、前に使ってたIXY300と比べても少ない方じゃないだろうか。
細かい機能はメニューを階層的に選んで決めていくのでわかりやすいが毎回それだとちょっと面倒くさい。基本的にはAUTOかSPで撮影だから滅多にメニュー操作なんてしないでいい、という割り切りかもしれない。ただせめて一個だけでも任意機能を割り当てられるファンクションボタンがあればなあ、と思ったりはする。
(ファンクション+左右で露出補正、ファンクション+上下で感度調整とか。ちゃんと説明書読んでないんでもしあったらスマン)

操作感について特筆すべきはパワーオンから撮影可能になるまでの速さだ。パワーオンでレンズがシャコっと素早く飛び出し、即座に撮影可能となる。実質1,2秒だろうか。レンズ飛び出しが速いので壊れやすい構造でないといいのだがとちょっと不安になったりして。いや、速いのは素晴らしいことです。シャッターが降りるまでの時間もラグ少ないので、サクサク撮影が出来る。またクイックショット機能を使うとバッテリ消費は早くなるかわりにピント合わせを更に高速化可能なようだ。
逆に残念なのはマクロモードへの切替がうるさく、また遅いことだ。胴内で何をやってるのかわからないが、ガチャゴチャと音をたてながらマクロでのピントがようやく合う、って感じだ。マクロ撮影時は大抵小物撮りとかが多いだろうからそこまで急いで撮影するケースは少ないとは思うが、もうちょっとシームレスな感覚で撮影が出来るといい。
あとバッテリはよくもつようだ。カタログスペックで500枚とのことでちょっとした旅行程度なら充電器なしで充分イケるかも。とりあえず滅多にバッテリ切れで困ることはなさそうだ。実際、今までに撮影と再生を繰り返しててバッテリメータが減ることはなかった。

性能とはちょっと違うところで気になったのはAF補助光だ。AF補助光は暗い場所でのピント合わせをより正確にするためにフォーカス時にしばらく緑色のライトが点灯する。これが結構な明るさのキツい緑色なのだ。特にうちではワンコ撮りが多いので、これではワンコはまぶしくて顔をそむけるか逃げてしまう。また暗めのカフェなどで撮るときにもこの緑光の強さだとちょっと周りに迷惑になりそうだ。ただメニューで補助光をOffにも出来るのでそれで対策は可能となっている。(それでどれくらいピントに悪影響が出るのかは未確認)

◆撮影モード
撮影時は大きくSPモード、AUTOモード、マニュアルモード、動画モードから選んで撮影することになる。

・SP(シーンポジション)モード
シーン別の撮影はこのモードから。人物、動くもの、夜景など撮りたい対象にあわせて好みのシーンを選べば後はよろしくやってくれる。中でもナチュラルフォトモードはフラッシュなしで自然な撮影を行いたいときのモードで、暗めの場所では必要に応じてがんがん感度を上げてくれるというF10ならではのモードだ。やっぱりこれが一番の目玉機能だろう。

・AUTOモード
普段のスナップはこれにしとけばほぼ問題なし。単純にシャッター押す、撮れる。実に簡単だ。ちょっと暗めのところで確実に撮りたい時などにSPのナチュラルフォトモードに換える程度で大抵は大丈夫だと思う。

・マニュアルモード
マニュアルモードでは露出補正、ホワイトバランス調整、測光モード(スポット測光あり)など基本的な調整要素をサポートしている。ただし絞り優先設定はなさそうなのであくまでそのへんはプログラム任せとなるようだ。確かにこのクラスのカメラで絞りを細かく設定できてもしょうがない気はする。SPのシーン選択程度で充分ってことか。
また設定はインタフェース的にはメニュー画面から操作となるので操作回数が多くあまりスピーディな変更手順とは言えない。このカメラでは凝った撮影設定を自分で考えるのではなく「そのままシャッター押せば撮れる」を重視していることの表れかな。マニュアルモードはやるならそこそこやれるよ、というところか。

・動画モード
こちらは動画撮影のためのモード。VGAかQVGAかを選択できる。
ちょっと気になったのは動画モードではせっかくの高感度もあまり役に立ってない印象なのだ。
静止画でなら高感度で明るく撮れる場面でも動画撮影をやってみると、暗い……。もちろんシャッタースピードが確保できるわけではないので厳しいのは事実だろうけども。静止画のノリで動画にも期待しちゃうところだ。
うまい方法があるのかもしれないが、室内撮影でちょっと暗めのところだとかなり厳しい画面の暗さとなった。動画はそれなりに明るいところでよろしく、ということか。フレームレート下げればまた変わるのかな? このへんはもうちょっと調べてみる必要がありそうだ。

さて、後はその他の設定や機能から印象に残ったものをいくつか。

・Fクロームモード
緑や青を鮮やかに、コントラスト高めの独自の発色をするらしい。風景を後編集せずに手軽に印象的に残したいときには面白いかも。これはまだほとんど試してないので細かい評価はできず。
ただ普段からPCで後編集する人はスタンダードで撮って自分でいじるなじゃないかな。味わい次第。

・ちょっとうれしい3:2モード。
600万画素だが、通常の4:3のいわゆるコンパクトデジカメな画像比率以外に3:2モードを搭載している。普段一眼デジをメインに使ってるのでこちらの方が違和感少なかったりして。
写真屋さんにLサイズでデジカメプリントするのならこっちの方が切られる部分は少ないはずなので、それを前提にこっちをメインで使うのもいいかも。ただし3:2モードだと圧縮率が選べない(Normal相当?)のが困りもの……。このへんはPC閲覧がメインか、アルバムに収めるかとかそのへんの主義によるだろう。

・サイクル連写モード
シャッター押しっぱなしで連写し続けるが、シャッターを離した瞬間の前3コマだけ保存するというモード。
例えば走ってるワンコを追い続けて「今の面白い!」というところで指を離せば狙った瞬間が撮れているということになる。これもまだ未使用だが、動くワンコ撮りやスポーツ撮影には便利そうだ。

◆まとめ
ISO感度は特にコンパクトデジカメでは普通の人はあまり意識しないものだったんじゃないだろうか。それは感度を上げることでの画質劣化が激しかったためだろうが、その分、室内撮影などでは手ブレ、被写体ブレに悩まされていた。勿論手ブレのみなら三脚を使えばなんとかなるものの、飲み会のスナップに三脚使ってたんじゃその瞬間の雰囲気は撮れない。
F10では感度UPを全面に押し出している。それは高感度でもそこそこ見れる画質になるという技術への自信の表れか。そしてそれをAUTOモードやSPモードの中で自然と使わせることで使う人に感度というパラメータを意識させないまま「暗くてもシャッターを押せば撮れている」というレベルにしているのがうまい選択だと思う。
勿論自分でちまちまISO固定させて撮ることも可能だが、このカメラの狙いはそうではなく、「感度とか気にせずとりあえずシャッターを押せ!」ということなのだ。手ブレ防止のためだけの機構が流行る中、シャッタースピード自体を上げる方向での解決を試みた方向性には大賛成。ワンコなど動く被写体を撮る機会の多い人には特に嬉しい機種だろう。
エントリ向けコンパクトの進むべき道としてこの新たな方向性に俺も一票!

正直いって現時点で感じるこの機種の大きなデメリットは
・xDカードを採用していること
・アダプタ接続がスマートでないこと
・デザインは平凡すぎ。出来ればもうちょっと頑張れ
ってくらいだ。
前述している液晶を高精細に、とか直接操作出来るボタンがほしいとか個人的な要望はあるが、それは製品カテゴリが違う気がする。感度重視路線はこのままで+αな中上級者向け機種が出ればそちらには是非あれこれ入れて欲しいところだけど、カメラ自体よりも目の前のシーンを撮影したいだけのユーザにとってはヘタにボタンやメニュー等が多いだけでも戸惑いの元になるだけかもしれない。
F10をベースに上位ユーザ向けにSDカード採用、高精細液晶、RAW出力、絞り値やシャッター速度優先設定、
ダイレクトボタンによるマニュアル操作のサポート、広角対応、などを盛り込めば少々値が上がってもサブカメラとして欲しいって人結構いるのかも。ってこれじゃポリシーからして全然別物になりそうだ。

そんなわけでマニュアル撮影にこだわらず、室内撮影が多い人、そしてxDカードが許せる人なら文句なくオススメです。
同居人の目を盗んで(?)また使い方わかってきたら追加エントリなりこのエントリ修正する……カモ。


#ちょびっとだけ追記
動画については30フレーム/秒固定みたいですね。つまりは単純計算で1/30秒で撮影して暗く写るような状況だとどうしても暗く写るのは仕方ない、と。実際はもっと短いだろうし。動画モードでは感度設定などが一切ないのが残念なところだ。録画スタートするとズーム操作出来ないのも他機種あまり知らないけど改善されるといいな。
せめてもの対策として「暗めな状況ではなるべくズームを使わない」というのが有効そうだ。レンズ性能的にワイド端F2.8がズーム端だとF5だ。つまりズームするとレンズで暗くなってしまうのでカバーできる範囲を超す可能性が一気に高くなる。ズームでないと駄目なシチュエーションもあるだろうが、場合によっては救える。

2005.01.05

ご先祖Nikomatを貰う

すっかり更新をサボってる間にクリスマスも正月も過ぎてしまった。
遅ればせながら、あけましておめでとうございます。

さて、年末年始に実家へ帰省した。
近況など話す途中、ふと、父が俺が持って帰っていたNikon D70に反応。聞いてみると、長いこと眠ったままのNikonのカメラがあるとのことだ。レンズも2本あるらしい。そういえば俺が子供の頃、使い方もわからずに勝手に取り出して遊んでたカメラがあったような……。あれNikonだったのか。

戻る前日に一式入ったバッグを受け取る。埃まみれのバッグには旅行の時にでもつけたらしき祖父の名前が書かれたタグが……。いつのだよ、これ。慌しくバッグを受け取っただけだったのでこれを買ったのが父だったのか祖父なのかは聞いてない。

雑巾で埃を拭い、バッグから出てきたカメラはやはり庶民の味方、ニコマートだった。おそらく型は"Nikomat FT"で、Nikomat初代機のようだ。

nikomatft

バッグの中に眠っていたのはざっとこんな感じ。
・カメラ本体:Nikomat FT
・標準レンズ:Nikkor-H Auto 50mm F2
・望遠レンズ:Nikkor-Q Auto 135mm F3.5
・それぞれのレンズにフードとKenkoのレンズプロテクター
・外部ストロボ
・露出計(針動かず。壊れてる?)

レンズはきっと当時の標準的な組み合わせレンズだったのだろう。後で調べてみるとレンズ型番にあるアルファベット(HとかQ)は構成するレンズ枚数を示しているらしい。QならQuadで4枚、HならHexaで6枚。Cがついてればコーティングあり。ふむふむ、クラシックレンズの勉強になります。

さっそく50mmレンズが装着されたままのNikomat FTを触ってみる。まずなによりもそのシンプルだけどゴツい外観が特徴的だ。そして手にとるとずっしり重い。まぁ、この材質ならそうなるわな。とにかく頑丈そうだ。落としても床の方がヘコミそう

nikomatft2

フィルム巻上げレバーはシンプルかつシャープな形状で美しい。またこのレバーは露出計のON/OFFと連動しているらしい。シャッターボタンの隣には絞りこみ用のボタンがついている。絞込み測光とかはこれでやるってことか。上部はこの他にフィルム巻取りやフィルムカウントメータなどが並んでいるが、非常にすっきりした印象。
一番驚いたのがISO(ASA)設定やシャッタースピードの設定がカメラ上部でなくレンズをマウントする部分近くに速度設定リングがついていることだ。このおかげで上部がすっきりしているのだろう。

カメラ内蔵の露出計は内蔵電池が切れていたため動かなかった。この電池がまた曲者で、入ったままになっていたのはMR-9(H-D)という水銀電池。ちょっと調べてみるとこのタイプは既に生産停止されており、入手は困難らしい。
使用するにはどこかのストックから入手するか、LR44などの現在も使われるアルカリ電池を形状変換&電圧降下させるアダプタを使用する、もしくは露出計が多少狂うのを前提で無理やり他の形状の電池を使うことになるらしい。変換アダプタは2,900円ほどするようだ。アダプタの注意書きにもFTではモノによってはショートの可能性あり、とも……どうすっかねぇ。ダメモトって話もあるけど。
内蔵露出計はファインダーを覗いたところにも針が見える。これなら電池問題さえクリアして露出計がまだちゃんとした値を示すならレンズ部のシャッター設定リングと合わせて露出設定は便利なのかも。

レンズ側なのか本体側なのかわからないがやはりホコリが内部に入ってしまってるようでファインダーを覗くとあちこちにゴミが見えた。本体側はブロア(持ってないけど)でしゅこしゅこやればある程度取れるのかな?
レンズを外して方を光にかざしてみると……カビっぽいのが結構あちこちにあるみたいだ。これも年月かぁ。サービス持っていてどうにかなるのかなぁ。

さてそのレンズ。

nikkor135f35

50mm短焦点はAiAFのを既に持っているので、まず興味の矛先は135mm F3.5に。50mmも方もそうだが、刻まれた"Nippon Kogaku Japan"の文字が歴史を感じさせる。

折角同じFマウントなのだし、試しにD70につけてみようとその場でかちゃかちゃと装着をトライ。カチャリとさほど問題なく装着。あれ、でも絞りリングが重くて変更しにくい。なんとか動きはするんだけど……。

実は帰省の時はWEB環境もD70マニュアルもがなく、戻ってから後で知ったのだけどD70のボディにAi化以前のAutoレンズをつけると破損の恐れがあるとのことです。ご注意を!(D70のマニュアルに書いてある……)
ちなみにAi以前のレンズのAiボディ対応改造はNikonのサービス受付でやってたらしいが現在は終了している様子。残念。最後の手段として自己責任で改造するという手もあるみたい。このあたりはこのページを参考にさせて頂きました。
D70の場合は本体のレンズマウント部にある最小絞り設定警告レバーとの接触があるかどうかがポイントのようだ。今回の135mmは最後まで装着出来る程度に軽く接触があったということのようだ。再度装着させかけてみると確かにちょっと押さえつけるような感じになってる。D70の方は元のAiAFレンズに戻して問題なく動いているのでひと安心。改造はレンズ側のこのレバーと触れるところをヤスリ等で削るだけのようだ。

さて、そんな↑の事実を知らぬ無知の怖さ。
その時はかまわず装着してぱしゃぱしゃと試し撮り。D70側では絞り情報もまったく受け取れないため、撮影は完全マニュアル。レンズ側で絞りを設定し、フォーカス、シャッター速度をマニュアル設定。なんだかこれはこれで新鮮だなぁ。
135mmってことはD70に装着すると200mm相当となる。これまでの手持ちレンズではED18~70mmの70mmが一番望遠だったため、その倍となると結構手ブレしやすい。それでもF3.5なのでまだマシか。
実家から戻ってからWEBでさっきの情報みて焦りましたとも、ええ、ええ。

父から購入の詳しい話を聞きそびれたのだが、このFTの発売が1965年のようなので、おそらくはそのあたりで購入したカメラなのだろう。俺が産まれるより前から実家にあったカメラということになる。
家にある古いアルバムの家族写真の多くはこれで撮影されたものだろう。時期的に俺が生まれた頃の写真はほぼ間違いなくコレだ。そのカメラを使うかどうかはともかく譲り受けたというのはちょっぴり感慨深い。また、それを知らずに自分が同じNikonのD70を購入していたってのも微妙に縁を感じるものだ。

D70でのクラシックレンズ装着撮影は先ほどの破損の恐れやカビ問題もあり、しばらくは見送りかなぁ。改造までやるかどうかは微妙だし、露出計さえ動くようならFTの方でノスタルジックな撮影気分を味わう方が面白いかもしれない。

どちらにしても今月もなかなか時間がとれそうにないので本格的にいじれるのは来月かな?

2004.11.22

ひっそりと壱知拾忘

ちょっと前の出張中に同居人が見つけてきたFC2のブログ。容量が大きいので写真公開用にちょうどいいかと思ってその時ためしに作ってみてたのだけど、ここのサイドバー「カンレン」に登録しただけで本人も忘れかけていた。
作ってみたのは「壱知拾忘」ってところです。
「いっちじゅーぼー」と読むことにしました。壱聞拾忘の方が元ネタ的には近いけど、読み的に「みっつでぽ」と似たのがいいかな、と。(「それ絶対誰も気づかない」と同居人にツッコミ受けました……ええやん、自己満足で)

FC2の1GBという容量は魅力。滅多に自分でも見てなかったので安定度とか速度は実はまだよくわからなかったりして(ぉぃ)。1画像のアップロードサイズに制限があるので1GBって謳い文句も現実的ではなさそうな気もするけど、それでも無料で使えるならなかなかに有難い。こっちはBASICの30MB制限にかからないように画像小さめでやってるけど、反動であちらの画像はデカめ。
更新は極めて稀だと思いますが、よろしければ稀にどうぞ。

2004.10.24

続・フィルタアソビ

LOMO風小春の記事をエントリした後、ようやく時間が出来たのでちょっと続きを遊んでみた。
そんな中、テクニックというほどではないが、LOMOフィルタに軽く変化をつけることが出来たのでご紹介。

今回は監視カメラ画像から小春のちっちゃい頃に大笑いした「笑顔ギプス」画像をネタに試してみよう。
ペット監視画像は結構荒いのでLOMOフィルタにかけるのに逆にちょうどいい素材かもしれない。

smilegips-org.jpg

これが今回のオリジナル画像。小春は生まれながらにして女優なのでちっちゃな頃から笑顔の修練は日々怠らないのである。

1)色調補正
まずは色合いの調整。これは前記事の通り。コントラストや彩度を上げてからのフィルタ実施とする。状況によりBlurでのピンずらしも併用。

smilegips-adj.jpg

2)トンネル効果ずらし
ここでそのままLOMOフィルタをかけると当然、きっちり画像の中央からのトンネル効果(周辺部が暗い画像)になる。これでももちろんいい感じなのだが、全部同じパターンでフィルタかけたのを並べるとちょっとコテコテな感じになってしまう。それに今回の画像のように小春が隅っこにいる画像では肝心の小春の顔まで暗くなってしまう。
そこで今回はちょっと細工して変化を加えてみたい。

LOMOフィルタをかける前にまず元画像の上下や横にダミーの隙間をつくっておき全体の画像サイズを変えてみる。こうするとダミーを含めたサイズでの中心にトンネル効果が得られるので、そのままフィルタをかけたのでは得られないような中心がずれた暗さをつけることが出来る。

では実践。さっきの下地画像に「画像->縁の追加」でダミーの余白をつくってみる。今回は右に250,下に150くらいつけてみようか。つけるダミーのサイズ次第でスポット中心が変わるので気に入らないときはサイズを変えてトライを繰り返す。

smilegips-sizechg.jpg

UPするために縮小してるが、実際はオリジナル画像のサイズはそのままで、枠の分だけ全体サイズが大きくなったイメージだ。この状態でLOMOフィルタを強めにかけるとトンネルの中心部がずれた状態で画像にトンネル効果が出来る。
フィルタをかけたらダミーで追加した部分以外を切り抜いて(範囲を指定してCtrl-Y)元のサイズに戻せばトンネルの中心をずらしたような効果となる。

smilegips-done.jpg

被写体が画像の隅の方いるような画像にLOMOエフェクトをかけたいときや、故意に中央部以外にスポットを当てたような絵にしたいときに使えるかも。うちでは「これ好きな画像なんだけどどうにも周囲が汚くて」とかいう画像に使おうとしてます。

効果の中心点を指定できるフィルタがあればこういう操作は不要で一発完了なんだけど、財布の厳しいフリー派の工夫ってことで。他の中心点がある系のフィルタ全般にも使えそうだ。その筋の画像系の人には基本テクなのかもしれない。

3)ポラっぽくしてみる
ついでに画像を正方形に近い比率で画像を抜き取ってスクエアフォーマットっぽく。LOMO風にした後、更にポラっぽく白枠をつけてみた。
枠付けはさっきと同じ「画像->縁の追加」で上下左右に追加し、縁の色をちょっとグレーに近い白に設定。そのままだと縁部分と画像がくっきり分かれすぎてて画像の雰囲気と違和感があったので「画像->フィルタ->ぼかし」で全体をにじませてみた。ポラ撮影画像をスキャンした風に見えるだろうか。

smilegips-waku3.jpg

もともとBlurでピンボケ風にしてたので更にボケボケ状態だがこれはこれでいい感じかな。ポカしつつディティールを残すのって難しい。
もっと凝るなら下の太めの枠部分に先にサインペン風に文字を書き込んでおいてからぼかすと更にそれっぽいかも知れない。

4)他の既存フィルタも使ってみる
IrfanViewのプラグイン拡張版を入れたおかげか、あれこれフィルタが入ってるようだ。同じAdobe 8bfフィルタにあるPopArtやHally's Filterは変更パラメータも多く変化も面白い。ちょっと控えめにこれらをいじくってみた。

こちらがオリジナル画像。尻尾が並んでるのはいいのだが、周囲があまりに汚い……。

twoshippo-org.jpg

PopArtとかであれこれいじってると気が付けばこんな風になってしまった。どういじったのかももう覚えてない。
モノクロともセピアともビミョーに違うような奇妙な色あいだ……。

twoshippo-filtered.jpg

下の汚い部分を隠すためにさっきのトンネル効果ずらしをこれにも使ってみる。上にダミー余白を大きくとってスポット中心を上にずらし、強めのLOMOフィルタをかけてみた。

twoshippo-lomofiltered.jpg

あの酷い散らかり方が「何かあるな」程度にはマシになった気がする。日々、ウ○チとかが共演している監視画像には便利……かな。

って、いいかげん明日に備えて寝なきゃ。

2004.10.21

LOMO風小春が出来るまで

◆野望
同居人からこのページのトップ画面(10記事分)を全部読もうとするとMacのブラウザSafariで26スクロール分もある、長すぎ!と言われた。試してみると俺の狭めのOperaだと実に43スクロール分。ブラウザが画面サイズでいろいろ違うとはいえ、確かにウザイくらい長いかもしれない。
嫌がらせとしてもっと長くしてやる!ということで今回も長くなる予定。
これが今回の野望……ではなくて、今回はデジカメで撮影した画像を加工して遊ぶのがテーマだ。せっかく撮れたお気に入りショット。貧乏性ならではのセコさでしつこく骨までしゃぶってみたい。

◆発端
同居人が最近ちょっとずつ一眼カメラの設定にも興味を持ち始めてきた。とりあえず深く考えずに「Fってやつ小さくすればボケやすく、大きくすれば前後もくっきり」と「露出ってやつで明るさ調整」だけまずは把握してもらって後は徐々に覚えてもらおうってところ。
なんでいきなり思い立ったのか話を聞いてみると、あるページで一眼カメラ&トイカメラを使ってのペット写真を載せてるのを見て、それがあまりに素敵だったので自分もちょっと頑張ってみようと思ったのだそうだ。どうやらそこで使っているのはデジカメじゃなく、なんとCONTAXのAriaらしい。
Ariaかぁ。高いぞー、確かアレってピント合わせもマニュアルだぞー、と思いつつ、やっぱカッコええなぁ、あったら俺も使いたいなぁ、なんて考えたりもする俺。んで、トイカメラの方は想像通り、既にあちこちで有名なLOMOみたいだ。これはロシアのカメラでLC-Aという機種が代表的みたいだ。ココでは撮影テクニックとかもあれこれ紹介してあって面白い。

さすがに今そういう追加投資をする余裕はないので、カメラの追加はムリなわけだ。確かに考えてみればD70が標準で出す画質は凄く素直だ。変な誇張もなく、取りこぼしも少ない。それが好きなのだが、確かにパッと見には地味なのかもしれない。
「データ貧乏性」の俺としてはどちら側にも振れる素材として最初に撮るものは素直な画質のもののほうがいい。全部が全部、印象的にうつってほしいというものでもないし、実際光沢紙に印刷したりデジカメプリントさせるとそのままで全然OKだったりする(DPE屋さんが調整してくれてるのもあるだろうが)。そして素直というのは逆に言えばどうとでも加工しやすいということだ。

じゃあ、ちょっとやってみるか。

そんなわけで、CONTAX風やLOMO風の画像目指して画像補正へのチャレンジが始まった。
はじめに断っておけば俺の学生時代の美術成績は万年、5段階でいう3程度である。よって芸術性については一切関知しない
さらにいえば「LOMO風はともかくCONTAX風ってどんな風よ?」ってことについて実物ほとんど見たことないのでノーアイデアである。(無謀)

◆理論
カメラで撮影したときに設定がベストであれば補正も不要なのだろうが、ヘボ素人カメラマンはそうもいかない。暗かったり、明るすぎたりは毎度のことで、デジカメでなければなにが写ってんだかわからないような画像に貴重な現像代が消えていってたことだろう。
デジカメのメリットとして撮影直後にどんな感じに写ったかを確認することが出来る。そしてもうひとつのメリットは保存するのがデジタル画像なので後からPCである程度好きに補正が出来るということだ。

画像補正といってもいろいろのようだ。最近は補正用の市販ソフトもいっぱい出ていて、勝手にいろいろ判断して一発で「これでどうよ」な画像に補正してくれるものもあるみたい。便利そうだなぁ。でも買う金ないなぁ(涙)
これらソフトの中での補正のやり方はいろいろだろう。例えば暗い画面明るくしたい、という目的だったとしてもソフトにより処理方法は違うようだ。
全体を均一に明るくしてしまうソフトでは補正をかけることでもともと明るかった部分は真っ白になって階調がなくなり、白く潰れてしまうかもしれない。しっかりしたソフトではトーンカーブなどで色の変化のなめらかさを残したままで暗い部分だけを明るく持ち上げることも出来るようだ。こちらの方式がベターだろう。
他にもガンマ補正、色相、彩度、補色、色温度、RGBにCMY……なんだかキーワードを追うだけで疲れてしまいそうだ。

とはいえ、あまり神経質になってては面白くない。味わいというのはつまりは偏りなのだ、たぶん。
人間にもいえることだが、なんでもソツなくこなす人は凄いけど、だからといって印象に残るかというとそうでもない。細かいことに気づかないけど極端にメリハリのある人の方が印象に残ることもある。写真もきっと似たようなもんだ。

そんなわけで、ファーストトライとして理論やら画質を落とさないベターな加工方法は抜きにして好きに遊ぶことにする。目的を持っていじってもよし、適当にいじって偶然出来た画面を残すのも面白い。
(じゃなんでこんな段落があるんだよ……>俺)

そういう意味では補正にあたっての一番のポイントは「元画像をちゃんと残しておく」ということだけかもしれない。いつまた別の目的に向けて違う補正をかけるかわからないのだ。

◆実践
さて、えらく無駄な遠回りをしたところで本番である。

普段、俺はデジカメ画像整理にNikonViewを使っていて、簡単な画像調整もコレでやっていた。
このソフトはNikonデジカメのユーザならこのへんからNikonView Ver6をゲット可能だ。D70にはもともとPictureProjectというソフトがついてたのだが、俺の貧弱ノートPCでは動作がキツそうだったのでNikonViewの方を使っている。
このソフトでやること(やれること)は単純で、NikonViewで気に入った画像を選んだら「編集」でNikonEditorへ移る。
そこでツールパレットから「トーン補正、カラー補正」「輪郭強調」「モノクロやセピア化」「明るさ」「コントラスト」「赤、青、緑のバランス」をいじることになる。
このソフトを使うときはまずは基本として「トーン調整」や「カラー調整」で全体的な補正を行う。これはたぶんヒストグラムから明るさの偏りを補正(トーン調整)したり色の偏りを補正(カラー補正)しているのだろう。結構これだけでも見た目はいい感じになることが多い。
トーン調整はいいとして、カラー調整は時には撮影時に意図した色あいが消えてしまうこともあるので、写真にあわせて好きな方を選ぶ。輪郭強調はピントがいまいちかな?とか思ったときにかけてみるといい。微妙なボケを崩したくない時やソフトな画像にするならそのままでいいだろう。
あとはコントラストや明るさをいじって印象を変えていくことになる。

さて、今回はこんなだらだら長ったらしい文章をせっかく読んでくれてる人全員がNikonユーザとは思えないので他のフリーソフトを使ってもやってみることにしよう。その方がよりレタッチスキルのある人からノウハウ教えてもらうこともあるかもだし。今回使うやつ以外の画像補正ソフトでもやれることはきっと似たようなものだろう。

というわけで、今回はココにあるIrfanViewというソフトの日本語版を使ってみる。商用利用でないならフリーだ。
ついでにココからこのソフト向けのプラグイン関連もごっそり入った「IrfanView 拡張プラグイン全DLL収録版」ってやつもダウンロードしておいた。サイズは結構デカいがこれがあればその分いろんなエフェクト使えそうだ。今回は使わないにしても後からあれこれ出来るなら損はない。
日本語版のiview392j.exeがダウンロード出来たら実行するとインストールが始まる。インストールフォルダを指定(そのままで問題ないだろうが)すればインストールはあっさり完了だ。IrfanViewが起動されるがいったん終了して、次に一緒にダウンロードしたプラグインインストールファイルirfanview_plugins_392.exeも実行。「次へ」を押すだけでさっきインストールされたIrfanViewのフォルダ配下にファイルが配置される。これで準備は完了だ。

さっそくIrfanViewから画像を開いてみる。フォルダ変えてないなら
C:\Program Files\Irfan Viewの下にi_view32.exeという実行ファイルがあるはずなのでこれを起動。デスクトップにショートカットを作成しておくと便利だ。

では今回はこれをネタに遊んでみよう。元ネタ画像は別の名前でしっかり保存しておくこと。

koharu-lomo-org.jpg
モデルは例によって小春さん。

今回の目標であるCONTAX風はどうなったらそういう風なんだか、よーわからんので、アバウトにちょっとオールドフィルムっぽい感じを目指してみる。
このへんの調整にはメニューの「画像」から「色調補正」を選んで出てくるパラメータをあれこれいじることになる。

koharu-lomo-sono1.jpg
(明るさ:60、コントラスト:70、彩度:10)

これは元画像からトーン調整後、明るさとコントラストをバビューンとあげてみたもの。ついでに「画像->シャープ」を1回だけかけて軽く輪郭強調もやってみた。
コントラスト強化で黒のメリハリが出て引き締まる感じが出てくる。鮮やかな感じがするが人によってはギラついて見えるかな。たぶん情報としては結構潰れてしまってるだろうが、気にしな~い。WEBへのUPにいい感じかも。

koharu-lomo-sono2.jpg
(明るさ:50、コントラスト:70、彩度:-20、R:5、G:-10)

同様に明るさとコントラストを上げ、カラーバランスで緑を弱く、赤を軽く強くしてみて古い写真の褪せた感じにしてみる。彩度は逆にちょびっと下げてみた。ちょっと違う印象になっただろうか。

koharu-lomo-sono3.jpg
(明るさ:-10、コントラスト:-30彩度:-10)

逆にコントラストを下げ、明るさも落とすとソフトなあたりになってきた。

koharu-lomo-sono4.jpg
(明るさ:30、コントラスト:80した後グレイスケール変換)

ついでにモノクロ化(画像->グレイスケールに変換)して遊んでみる。これもそのままモノクロ化だけするとつまらないので、コントラストを上げて印象を強くした。ざらつかせるようなフィルタがあればさらに感じが出るかも。

ちょっとパラメータをいじるごとに絵がいろんな表情に変わっていくのが面白い。
その他、ソフトに問わず「こうしたらなんたら風になるよ」なんて情報があれば教えてください。


◆応用
次に画像補正というよりはモロに画像加工ってことでLOMO風を目指してみることにする。

これについてググって調べてみたところ、HuntingGirledCollectiveさん「LOMOってるつもりになる」という素晴らしい記事を発見。ここに画像をLOMO風に変換しちゃうソフトの情報が集約されている。見てみるとMacもWinもあるみたいだ。
さらにこの記事のコメントの中にあったroom503さんのLOMO風写真という記事で、Photoshop用プラグインをフリーの画像処理ソフトで使う方法も紹介されていた。PhotoshopもPaintShopProも持ってない身としては実にありがたい。

参考に調べて得た情報をまとめてみると以下の通り。

1)Macな人(MacOSXを導入済みの人)
これはもうteatimelogic > ROUNDRECT X RUSSIAからソフトをゲットして終わり。
このソフト、操作画面からしてクールな感じ。これについてはそのうち同居人に使わせてみよう。

2)Photoshopを持ってる人
Lomo Effect V2! now called "lomoize"を導入……なのだが試してみるとリンク先が存在しなかった。どっか移動しちゃったかな?
あちこち回ってPerez Design Groupというページでそれらしきファイルが公開されているみたいだけど、同一のものかどうかは不明。

もうひとつのプラグインとしてPentacom.jpさんのページにToyCameraというPhotoshopプラグインが紹介されている。これはWin/Mac用両方あり。

3)PaintShopProなら持ってるという人
Flaming Pear:Products:Melancholytronというページからプラグインをダウンロード。
これを使ったやり方は最初に紹介したHuntingGirledCollectiveさんの記事に詳しく書かれてました。
俺はPaintShopProも持ってないのでこれもスルー。

4)GIMPというフリー画像ソフトを導入してこれ用のプラグインを使う
GIMPというフリーの画像ソフトがあるようで、このソフト用のプラグインが紹介されてました。
プラグインの入手先はDirty Thermos: GIMP Pluginsというページだったのですが、残念ながら今はここもリンク先なし。
malana-larsというblogページにてGIMP用プラグインらしきものが公開されてるのを見つけたけど、同一のものなのか、動作するのかは未確認。

5)IrfanViewというフリー画像ソフトを導入してPhotoshop用のプラグインを使う
room503さん直伝の方法。俺も今回はこれで試してみました。
(※以下のインストール方法については試行錯誤で行ったものです。これによるトラブルの責任持てませんので、試してみる方は各自の判断と責任にて実施してくださいまし)
やり方はroom503さんの教え通りにIrfanViewのページからフリー公開の画像処理ソフトをダウンロードして…と思ったらまたもリンク先に飛べない(親サイト?に転送されてしまう)。一回ちゃんと飛べたような気もするのだが謎。
そんなわけで他を探して今回のフリー画像ソフトのところで触れた日本語版を発見し、プラグイン拡張と一緒にインストールして代用とした。なのでさっき既にIrfanViewとプラグインのインストールまでやってた人はこっから先だけやればOKです。
LOMO風フィルタ実行のためにはこれ以外にもMsvcrt10.dllとPlugin.dllがいるのだが、これも本家サイトが見れないことには入手できない。あちこち探してこのFTPサイトから8bf_tools.zip をダウンロード。これを展開すればさっきのDLLファイルが出来るのでこの2ファイルをC:\WINDOWS\system32へコピーした。
さらに2)で紹介したPentacom.jpさんのToyCameraをダウンロード。これを展開するとtoycamフォルダの下にliteというフォルダがあり、そこにtoycam_l.8bfというファイルが出来ている。(liteじゃない方のtoycam.8bfだと動かないので注意) これをIrfanViewをインストールしたフォルダの下のPluginのさらに下にあるAdobe 8BFのフォルダ内にコピーしておく。(インストール時の設定そのままならC:\Program Files\Irfan View\Plugins\Adobe 8bf\になるのかな)
ちょっと手間はかかるがこれでLOMOフィルタのインストールは終了。

さっそく試してみよう。フィルタの実行は以下の手順になる。
・「画像->フィルタ->Adobe 8bfフィルタ」を選択
・出てきたサブ画面で「Add 8bf filter」を選択し、さっきtoycam_l.8bfをコピーしたフォルダを指定。
・リストに「ToyCamera_lite」と出てくればOK!これをダブルクリック。
・パラメータとプレビュー画面が出るのであれこれ好きにいじってみる。周辺を暗くする範囲とかが選べます。

さて、そのままのパラメータで実行するとこんな風になりました。

koharu-lomo-lomo1.jpg

そのままこのプラグインにかけてもいいけど、先に画像をいじっておいて下地を作ってからLOMOフィルタにかけるとさらにそれっぽくなります。

koharu-lomo-lomo2.jpg

これは先にコントラストや明るさを強めたり、彩度をあげたりしたものプラグインフィルタをかけたもの。せっかくなのでコントラストを強めにかけておいた。雰囲気出てるだろうか? コツとしては「画像->フィルタ->フィルタの設定」で選べるBlurフィルタ(ピントを甘くした感じにするフィルタ)をかけておくこと。周辺の暗さもちょっと多めにしてみた。

これでLOMO風小春の完成! 長かった~。
LOMOフィルタを使えば普段なら捨てちゃうようなブレブレ画像も逆にいい味になるかもしれない。

◆今後
こういうので遊び過ぎると本物LOMOが欲しくなっちゃったりするらしいのでハマりすぎに要注意!かも。

画像補正は面白いけど奥が深いなぁ。IrfanViewはあれこれフィルタが揃ってて面白いけど、もうちょっとUndoできたりプレビューでの変更だけじゃなく本画面全面へのフィルタかけたイメージがリアルタイムにわかると効果を確認しやすそう。(遅くなるから今のプレビューサイズなんだろうけど)
もっとうまいパラメータ調整方法は一応デザイン系の同居人に後を任せることにしようか。

さらに言えばD70での撮影時にちゃんとRAWファイルで撮影してNikonCapture4あたりを購入していじれば画質低下させずにいろんなことが出来そうだ。
しかし、処理するマシン性能とHDDがない……。RAWファイルデカいしなぁ。同居人がHDD増設したようだし、Macでやるってのが手か!? うまいことハマればNikonCapture4購入に共同出資させるという手も……(もごもご)。

ちゃんと知識があれば実際の調整や見栄えの決定はデザイン系の人の方が強いのだろう。補色の関係とか知ってれば効率的にカラーバランス調整とか出来そうだ。

同居人「補色? あ~、そんなのもあったような気がするねぇ」

……うちはダメかもしれん。orz

ま、最終的にヤツラのいいショットが手に入ればいいのである。これからものんびり気楽に試してみよう。
今回は短時間で一気にやってしまったのでパラメータはえらく適当になってしまった。ベストな設定を見つけるまでは試行錯誤だ。うまいテクやコツわかった方、教えてくだしまし。
俺は今回疲れ果ててしまったのでしばらく休養です……。

2004.10.06

ラッキーパズルにハマる

ある日、同居人が何やら携帯ゲームにハマっていた。
それはSUCCESSが提供しているvodafoneのVアプリ向けゲーム、『ラッキーパズル』というものだった。
ゲーム内容は単純で、決まった形の7つのピースを回転させたり裏返したりしながら組み合わせて動物などいろんな指定された図形シルエットに合わせていくというもの。1アプリで約50通りの図形シルエットが出題されている。

この組み合わせる7ピースがクセモノで、縦横やナナメにすることでいろんな繋がり方をする。ぱっと見、きっちり繋がってるように見えても間違ってる時は実は微妙にズレてたり重なってたりするので、ピースを全部使いきっても謎のスペースが空いてしまったりする。最初は「納得いかねーー!」と叫んでしまうことだろう。

同居人がクリア出来ずに悩んでいたのをちょっとやってみたのが運のツキ、結局自分の携帯にもダウンロード。出張の移動時間を注ぎ込み、や睡眠時間を削り、気が付けばニ泊三日の出張中にアプリ2本分(No.1,No.2)を制覇してしまった。残すNo.3も近いうちに購入してしまいそうだ。

慣れて要領がわかってくるとサクサク進みだすので止まらなくなる。約50問で157円だけど、雑誌でも読んだと考えればちょうどいい価格でいい時間つぶしになった。

クリアのコツといえばまず確定出来るピースを探すこと(例えば小さな正方形が飛び出してたらほぼ間違いなくそこには小さな台形ピースを置く等)と、確定分が配置終わったらまず2つのサイズが大きなピースを両方置くことが出来る配置を探してみること。小さな空白などでパーツが足らなくなったら大きめのパーツの斜め置きを意識してみる、とかかなぁ。どれも当たり前のことだけど……。

Vアプリ版はいくつかシステム的に改善して欲しいところもある。
・ギブアップで問題選択画面に戻る方法がない。別の問題に移りたいときはクリアするか強制終了になってしまう。間違えて終わった問題を選択したときとかに面倒。
・ゲーム中にステーションや通話による割り込みで強制中断した時に方向ボタンを押していたら復帰後、ボタン押してないのに勝手にカーソルが動き回ることが結構ある。一旦「休憩」にすれば戻るみたいだけど、ちとショボイ。あと経過時間がカウントされているよーな気がする。 (未確認だが復帰させると99分になってたことが何度かあった)
・心なしかバッテリ消費が激しい気がする。

まぁ、内容がのんびりパズルなんでそんなに困りはしないけど……。

ちなみに子供の頃このパズルの実物?(木製かなんかで出来たやつ)を見た覚えがあるので、元々は結構歴史の古いゲームかもしれない。と思って、ちょっとググってみるとこのラッキーパズルは『タングラム』と呼ばれる分割パズルのバリエーションの一つらしい。中国発祥でルーツは紀元前ニ千年に遡るのだとか。組み合わせ図形のシルエット集なども多く発売されているようだ。
やろうと思えば画用紙を1枚用意してちゃきちゃきっと定められた比率で切り分ければそれだけでこのパズルを楽しむことが出来る。子供の知育玩具としても人気があるのかも。
やっぱパズルはシンプルなのがハマりますね。

2004.09.16

俺とSHARPとPENTAXと

うーん、出張移動で疲れてるし、眠いはずなのだが、ひと山越したら眠れなくなってしまった。こんな時は更新でも……。

さて、PENTAXの一眼デジカメ*istDの廉価改善版となる*istDsが発表され、今PENTAXな人々はお祭り状態である。

俺はNikonのD70ユーザなのだけど何故だかわくわく気分で皆さんのblogを拝見したりしている。
元々PCやデジカメ系の新製品情報好きってのはある。その割にはEOS20Dとかにほとんど無反応なのは20万オーバだとなんとなく遠い機械な気がするからかなぁ…。いや、それだけではない。価格もあるがきっとその製品に対するユーザの溢れる愛着が見れるところに関連blog巡礼させる魅力があるのだろうと思う。

ちょっと昔の話になるが、パソコン過渡期にNECと富士通というビッグネームにビジネスシーンを支配されながらホビーユースとして独特のスタンスでマシンを発売していたシャープ。
そしてその中でも傑出していたX68000というユーザ愛着が非常に強かったマシンがあった。そのユーザパワーは熱く、シャープユーザ同士の繋がりは深かった。
マシンスペックも処理速度的な面よりデザインを含め高品位であることを信条としていたと思う。

一方、カメラの世界ではNikonとCanonというビッグネームにビジネスユースはほぼ支配されながら、独特の位置を保つPENTAXという構図が浮かぶ。これが当時のシャープとダブって見えてしまうのかもしれない。(カメラ業界詳しくないので実際は違うのかも。俺から見た印象レベルです)
そしてX68000と同じように*istDはユーザ愛着が非常に強く、またユーザ同士の繋がりが強いマシンのように見える。
カタログスペックも同様エントリマシンとしては他の同クラスとそれほど大きな差異はない。しかし価格を抑えながら基本ボディ部分で質感やコンパクトな筐体、何より大きいファインダーなどを高品位にキープしている。そこが譲れない信条なのだろう。

「目のつけどころがシャープでしょ」というフレーズを覚えている人は多いと思うが、PENTAXもかなり目のつけどころがおもろい。今回も*istDsと同時に発表されたデジタル専用レンズが超薄型(俗にパンケーキと言われてるようだ)の単焦点レンズである。普通このタイミングでこれ出さないと思う。まずはDsから入るユーザのために例えば望遠系のデジタル専用レンズバリエーションを…とか考えそうだ。
しかしこの商品こそ一部に圧倒的な購買欲を掻きたてるという実に独特な商品のようだ。X68000のオプションでいえばサイバースティックのようなものか?(どういう例えだよ…)


俺自身は現在のNikon D70をかなり気にいって使ってるのでさすがに「Ds購入!」とかはないですが、上記のような相似があるせいなのか、なんとなく気持ち的に応援してしまうのでした。
あ、でも今眠りについているPENTAXの銀塩MZ-7に格安中古レンズつけて遊ぶというのはアリかもしれないなぁ。

カメラ関連ニュースとしては手ブレ補正(Anti-Shake)という強力な武器をひっさげコニカミノルタのα-7 DIGITALも発表された。こちらも20万オーバとなりそうだが、そのもたらす効果の特異性から興味津々だ。
噂ではNikonの上級機の発表もありそうだし、年末から来年にかけては各社から廉価機のニューモデルも発表されていくことだろう。デジタル一眼はますます賑やかだ。
どのマシンでもいいからより多くの人がカメラで遊ぶ機会が増えるといい。んでもってメモリ媒体やら写真屋でのデジタルプリントがどんどん安くなってくれたり、あちこちで面白い写真を見かけることが増えれば楽しみも増えそうだ。